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2020.01.15 更新

作物トンネル栽培に挑戦しませんか


正月が過ぎると、秋野菜の収穫が進み、ほ場には空き地が目立つようになります。しかし、1月から2月中旬までが1年間で1番寒い時期です。露地栽培では、種をまいても気温が低すぎて発芽しません。そこで、透明なビニールフイルムを畝にトンネル状にかけて、夜間の冷気を遮る一方、昼間はトンネル内の温度を上げ、発芽や生育に必要な温度が確保できるトンネル栽培では、ホウレンソウやアブラナ科の葉菜類、また、ダイコン、ニンジンなども栽培できます。

1.品種の選び方など

栽培する作物・品種の選定に当たっては、寒さに遭遇すると、多くの作物ではトウ立ち(抽台)が起こりやすくなります。そこでカタログや種子袋等に寒さに強く、「トウ立ちが遅い」「晩抽性」などの表示のある品種を選ぶ必要があります。

なお、トンネル栽培でも種まき、施肥、間引きなどは概ね露地栽培と同じですが、ダイコンの場合は必ずマルチをして下さい(地温が低いと根部の肥大が悪いため)。また、発芽を促進するため覆土後不織布(テクテク、ネオ、パオパオ等)のべたがけを行います。

2.トンネルの設置

トンネルの設置は種まき等の作業をする関係上、播種後に行います。

冬は風が強いため、適正にトンネルを作らなければ、ビニールフイルムが飛ばされ、寒さに遭い、せっかく大きく生育した作物に障害を与えることになります。

トンネルの支柱にはダンポール等を使用します。トンネルは大きければそれだけ保温力が良くなります。例えば栽培床90cm畝に設置する場合は210cmの支柱を使用し、被覆資材には幅180cmの0.05の農ビか農ポリを使用します。

トンネルの骨組みの仕方は図1のとおりです。この時のポイントは①支柱は必ず垂直(両側共に深さ25cm程度土に挿し込み、すべての支柱の高さをそろえる)に挿し込み、「八」の字にならないようにすること②両端には1本斜めに挿し込みます。

図1 トンネルの組み立て方

ビニールフイルムの張り方は、図2のとおりです。このときのポイントは①トンネルの両端に杭を斜めに打ち込み、これにビニールをしっかり固定します②風が入らないようにビニールのすそは土でしっかりで押さえます③ビニールが飛ばないようにビニールの上から押さえの支柱をするかハウスバンドで固定します。

図2 ビニール被覆の仕方

3.温度管理

秋から春に栽培する多くの野菜の生育適温は15〜25℃であるので、1月から2月上旬頃までは換気をする必要はありません。しかし、2月中旬以降になると、晴天の日には外気温が低くても、図3のようにトンネル内の気温は上昇、30℃以上になります。このように、トンネル内の温度が上昇すれば地上部の生育進むばかりでなく、高温障害を受けることがあります。また根菜類では、根部の肥大が悪くなります。

図3 トンネル内の気温変化

そこで、トンネル内に最高最低温度計を設置し、25℃以上になると冷たい風が当たらない南・東側のビニールのすそをたくし上げて、換気(図4)をして下さい。この場合ビニールが下がらないように、洗濯バサミかパッカー等で固定して下さい。なお、15℃以下になると換気をやめて下さい(ビニールを下げる)。

図4 換気の仕方

4.収穫

播種時期によりますが、3月に入り暖かい日が続くようになると、生育が急激に早やまります。そこで、収穫適期に入ると早めに収穫して下さい。遅くれると必ずトウ立ち(レタス類を除く)等をし、品質低下を招きますので注意して下さい。


営農部 橋本 忠幸
広報誌「なごみ」2020年1月号掲載


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