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2019.10.15 更新

水稲水稲刈り取り後の管理について


今年稲作については、いもち病、紋枯れ病、さらにウンカ(トビイロウンカ)の情報や注意報が次々出され落ち着かない成熟期を迎えることになりました。

◇来年度の除草作戦を練る

「除草剤を散布したのに草が生える」よく耳にする話です。なぜ、雑草が残ってしまったのかまず今年を振り返り、分析し、次年度の防除に役立てたいものです。

●圃場条件について
・田が均平でなく、一部が水面から出ている。

このような水田では除草剤の効果は十分に発揮できません。代掻きは丁寧に行い均平で漏水のない圃場条件を心がけましょう。

・薬剤の選択は適正であったか

どのような雑草が多いのか、発生期間の長い多年生の雑草が多かったり、後発雑草がある場合は、初期剤、中期剤、後期剤を組み込んだ体系処理を検討しましょう。

・薬剤の散布時期はどうか

除草剤には散布適期があります。 それぞれの薬剤には対象雑草や効果の及ぶ葉齢などが記されています。ノビエなどの発生時期を見計らってタイミングよく散布することが大切です。散布時期を過ぎると効果が落ちるか、効果なしにつながります。

・水管理はどうか

水管理の良し悪しは、除草効果を大きく左右します。 薬剤に記された注意事項に基づき、散布時にはしっかり止水し、散布後から数日間は特に圃場をよく見て回り、十分な湛水条件を整えるようにします。

●秋から始まる雑草対策

刈り終わった田を見ると稲の切り株の間に元気のよい雑草の姿が見られます。雑草対策は秋から始まります。来年の米作りに向けて、しっかりとした対策を施したいものです。

・秋期の再生雑草に除草剤処理

水田の中には数千・数万の雑草種子(埋土種子=シードバンク)が有り、地中で十年以上寿命を有しているものもあるといわれています。よって水稲作に影響がなくなった残草でも、種子を形成させると埋土種子を増大していくこととなります。

稲刈り後に再生してきた一年生雑草・多年生雑草は非選択性の茎葉処理剤(ラウンドアップマックスロード、バスタ等=表1参照)の散布が有効です。

浸透移行生のある薬剤については、地上部を枯らすとともに、地下部の塊茎等にも効果が期待できます。

また、プリグロックスLのように地上部の草のみならず、種子に直接働く「イネ科雑草種子発芽後枯殺効果」により、種子がこぼれ落ちても新たな発生源とならないものもあります。

・耕起による物理的処理

これは、ロータリー耕により、地上部、根の切断により塊茎など地下栄養系組織の形成量を抑えさらに、塊茎は低温や乾燥に弱いため、掘り起こしにより地上部付近で枯死させることが可能となります。

◇スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)について

昭和46年頃食用のため台湾から輸入され、水田で養殖されていましたが、今や至る所で繁殖し、水田作物を食害する厄介な生物となっています。ジャンボの名に恥じない大型の体型、産卵が年20〜30回、1回あたりの産卵数は200〜300粒といった次第です。南方育ちですから冬には地下に潜ったり、暖かい水の底で静かに春を待っていたりします。駆除には薬剤での効果が知られていますが、他の方法で駆除や密度の減少を目的とした耕起も有効です。

・耕起による物理的処理

これはロータリー耕により水田の地下に潜った貝の掘り起こしを狙います。耕運により投げ出され、冬の寒さに晒されて、凍死・低温死するのが狙いです。

また、耕運により傷ついた貝は死へとつながります。

・石灰窒素による方法

「田植前」と「刈り取り後」の処理があります。ここでは刈り取り後の処理についてご説明します。

  • 稲刈り後、水田に水を張る(水深3〜4cm)
  • 3〜4日後石灰窒素20〜30kg/10aをむらなく散布
  • そのまま3〜4日間放置

魚毒性もあるので、実施中は漏水に注意してください。また、副次効果として稲わらの腐熟促進やヒエの休眠覚醒を促すことが出来ます。(芽が出た種は、冬を越せず結果として翌年のヒエの発生を抑えます)


営農部 本田 隆志
広報誌「なごみ」2019年10月号掲載


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