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2019.08.16 更新

園芸シャクヤクの栽培


シャクヤクは『立てばシャクヤク、座ればボタン』と例えられるとおり綺麗な花を咲かせます。同じ見た目の花を咲かせるボタンはボタン科の仲間です。ボタンは花木で、シャクヤクは草本の多年草になります。

今回は直売所出荷向けの切り花栽培についてご説明します。

○作型(表1)

9月下旬頃に植え付け、その後株養成をして3年目以降5月に収穫となります。

〇品種

品種改良の歴史は古く、シャクヤクには多様な品種があります。花色は白色、桃色、赤色などがあります。花の形は9種類ほどあり品種によってさまざまな咲き方をします。そのため品種選定については開花期などの特性や花姿をよく調べてからが良いでしょう。例として『華燭の展(赤)』、『滝の粧(桃)』『ラ・テンドール(白)』などがあります。

○ほ場選定

定植後7〜8年ほど同じ場所で栽培するので、適したほ場選定が重要です。土は排水性の良い壌土が望ましいです。滞水するほ場や地下水位の高いほ場での栽培は不向きです。また、土壌乾燥は草丈の伸長抑制、正常開花率の低下を招きますので適度な保水性も必要です。

○種根の準備

種根を9月中旬〜10月上旬に入手します。太根が多く、病害虫に汚染されていないものを選びましょう。また、数年栽培した株を株分けして増殖する方法もあります。

《株分け方法》(図1)

9月中下旬に根をできるだけ傷つけないように堀り上げます。ナイフや剪定鋏など鋭利な刃物で3〜5芽つけて分割します。

その後掘り取った根を乾燥させないように注意し、速やかに定植します。

○土づくり

定植の1か月前までに、堆肥を1aあたり300〜400kg施し、できるだけ深く耕します。土壌酸度はph6〜7を目標とし、低ければ苦土石灰などで矯正します。

○元肥

定植の1〜2週間前に『園芸887』などの肥効の緩やかな有機入り化成肥料を1aあたり20kg程度施します。元肥施用後、畝を立てます。排水不良地ほど高畝にしましょう。畝幅は120cm程度とします。

○定植

9月中旬から10月上旬が植え付けの適期です。

株間60cmで1条植えします。植える深さは覆土が芽より上に3〜5cm程度とします。植え付け後はよくかん水し、活着後も乾燥に注意して適宜かん水しましょう。

○施肥

表2を参考に、株間や条間に施用します。長期間の栽培になるため2年目以降は礼肥の後に通路へ堆肥を1aあたり200kg散布し、浅く中耕して土中に有機物を補給しましょう。

○病害虫防除

斑点病や炭そ病、褐斑病、うどんこ病などが発生します。害虫はアブラムシやチョウ目害虫などが蕾を加害します。よく観察し、適宜防除しましょう。

○収穫・株養成

定植2年目は全て摘蕾して株養成し、定植3年目から収穫できます。収穫適期は、蕾が膨らみ、がくが割れ、花弁が1円玉大に見えるころが目安です。ただし品種により切り前に差があるので気を付けましょう。1株あたりの切り花本数は収穫初年度は立本数の3分の1、収穫2年目以降は3分の2を切り花し、残りの茎は摘蕾し株養成用に残します。

10〜11月の降霜で黄化し半枯れしたら残した茎を株元から刈取ります。


営農部 高本 翔太
広報誌「なごみ」2019年8月号掲載


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