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2019.08.16 更新

水稲イネの生育と分げつ


水稲の基礎知識(茎と分げつ)

イネの生育を形態的にとらえる場合、作物体は植物単位によって構成されます。この単位とは葉身、葉鞘、節間、節、腋芽(分げつ芽)、根からなります。(図1)

さらに、分げつ・葉・葉鞘・根等がそれぞれの生長に規則性があり、これを同伸葉同伸分げつという片山佃氏の理論があります。図1と図2は、植物単位で見る見方と作物体の節を中心に見る見方の違いを掲げています。また、図2は、同伸器官を黒色で示してあります。「主稈第n葉と第n-(マイナス)3節の分げつは同伸性となります。

イネの場合(図3・4)は、不伸長茎部は、10節から11節程度まであり、11本の1次分げつが発生する可能性をもっています。図5は、個葉の生育量が増大する期間は、節間がそれほど伸長せず、分げつを発生しやすく、栄養成長が優先します。

分げつは、苗の種類や素質によって違いがあり、稚苗よりも成苗ポットの方が下位節から発生する場合が多い。また、植え付けの仕方によっても分げつが影響を受けて、1株本数が多くしたり(表1)、深植えすると下位節の分げつが休眠したり、植え付け密度も分げつに大きく影響を与えます。さらに、栽培管理によっても分げつに影響して、特に水管理、除草剤の薬害、植え傷み(老化苗や徒長苗)が関係してきます。

このように、イネの分げつは、最終的には有効分げつ(穂をつけたもの)と無効分げつ(穂をつけないもの)になります。

最高分げつとは、有効分げつと無効分げつを足した数を言います。

また、有効茎歩合とは、有効分げつ数÷最高分げつ数となります。

県南のきぬむすめ、ヒノヒカリ、にこまる、朝日、アケボノでは、県北のあきたこまちやコシヒカリよりも有効茎歩合が低い傾向となり、無駄な茎がどうしても多くなってしまいます。

滋賀県では、「青田をほめるな!」という言葉があり、イネを作って、コメが少ないことを言うそうです。

したがって、浅植(2cm)を心掛け、植え付け本数を少なくして、有効茎歩合を高めるような栽培をすることが、安定した多収を実現する一歩となります。


営農部 酒井 啓
広報誌「なごみ」2019年8月号掲載


[参考文献]イネの生長 星川 清親


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