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2019.06.14 更新

水稲水稲の栽培管理(7・8月)と水管理について


主な管理

7月8月の水稲は、早生種では出穂期〜登熟期、中生種や晩生種では分げつ期を経て幼穂形成から穂ばらみへと向かう穂づくりの時期となっています。

田植え以降の本田管理は、施肥、水管理、除草、病害虫防除に留意しながら管理します。

施肥管理については近年、暦で示されている施肥1回の省力型は収穫までほとんど施肥に煩わされることがなくなりましたが、2回施肥(基肥+幼穂形成期頃)や低コスト施肥(基肥+幼穂形成期頃+減数分裂期頃)では暦を参考に施肥を行ってください。
※幼穂形成期(出穂前25〜20日)、減数分裂期(出穂前13〜8日)

病害虫防除については、幼穂形成期前頃には箱処理剤を施用していても薬剤によっては効果が低下してくるので本田防除が必要です。

水の主な機能

水田における水の主な働きとしては

  1. 生育に必要な水分の供給
  2. 灌漑水に含まれる養分の供給
  3. 保温・冷却による水稲の保護
  4. 土壌中の養分の可給化
  5. 雑草発生の抑制
  6. 肥料・薬剤散布の均一化

などがあります。

水管理

水管理で特に留意する時期については以下ですが、そのほかの時期は基本的には間断灌水としましょう。

  1. 田植え時:田面の土の固さはヨウカン状が望ましいです。
  2. 田植え後から活着期:深水管理。
  3. 生育初期:浅水管理が基本、除草剤散布時はそれぞれの除草剤での注意事項に従い水深を維持しておくことが肝要です。
  4. 中干し:活着後、生育の進展に伴い分けつが始まります。長く湛水状態であったためガス抜きと根の発達を促すため軽い中干しを行います。
  5. 土用干し:土用干しには根の活力維持、肥効の調整、倒伏防止、収穫作業の能率向上の役割があります。
     基本的には有効分けつ終期の出穂40〜30日前に行います。干す程度は表面水が消え、田面に小さなヒビが入り、軽く足跡がつくくらいでよく、不十分であると茎数が過剰傾向となり稈が細く、倒伏が危惧されます。一方強く干すと、田面は固くなり作業は楽となりますが、断根で稲が弱ってくるので注意が必要です。
  6. 土用干し後の入水:入水するときは根圏環境の急変を避けるため、間断灌水で徐々に水を戻すようにしましょう。
  7. 穂肥時:肥料濃度障害を避けるため、ある程度の水量と湛水期間が必要です。
  8. 台風・暴風時の水管理:台風などの暴風に曝されるとき、根から吸い上げる水の量が葉から蒸散する水に追いつかず脱水症状を起こしたり、強い揺れで葉茎が擦れ合い傷を生じやすくなります。これらの防止のためには深水管理を原則としましょう。
  9. 幼穂形成期〜穂ばらみ〜出穂期:稲の生育期間で最も水が必要な時期、この時期の水は「花水」といわれ、やや深水にして急激な環境の変化を与えないようにしましょう。
  10. 登熟期〜成熟期の水管理:出穂から10日が過ぎ登熟期に入ったら間断灌水に戻し、残暑による稲体の老朽化の回避と、登熟に必要な水分・養分を供給できるようにしましょう。
  11. 落水:稲の生育上は、収穫ぎりぎりまで水があった方が良く、最低でも出穂後20〜30日は湛水状態として圃場の土質や作業体系を考えて最適な落水時期を考えましょう。また、落水後でも異常に乾燥が進むと過乾燥による胴割れ米などの原因となるため、走水等の対策も必要です。

営農部 本田 隆志
広報誌「なごみ」2019年6月号掲載


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