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2019.03.14 更新

果樹モモの春期管理


3月には剪定や摘蕾も終わっている方が多いものと思います。本格的な栽培のシーズンに入りこれから重要な作業が続きますが、この内容によって今年の生産結果が大きく左右されますので間違いの無いように作業を進めてください。

ただ、管理は樹の状態や天候を勘案しながらする必要があり一律に行うものではないことを留意しておきましょう。

●植え付け・移植

植え付け時期としては、12月頃と2月下旬から3月にかけてが適期となります。芽が伸び始めてからでも活着に問題はありませんが、取扱い中に葉芽が落ちたり樹皮が傷ついたりしやすいので遅れている場合には早めに行ってください。なお、植え付けでは浅植えにすることと樹冠距離を十分にとる(植え付け間隔は10m×10mが標準)ことが特に重要ですので再度確認してください。

また、若木の移植もこの時期が適期であり、移植後の生育も良好ですので、余分な2〜3年生の若木がある場合には積極的に移植を行うと良いでしょう。

●灌水

梅雨明け後の干害と灌水は、皆さん気にするところですが、春期や梅雨入り前でも、年によっては少雨のことが少なくありません。この時期の干害は、生理落果や核割れ・変形果などの原因となることも多いので10日以上降雨が無い場合には是非灌水を行いたいものです。一回あたりの灌水量は20〜30t/10a(20〜30mm)程度とし、灌水間隔は土の乾燥程度を見ながら調節しましょう。

●予備摘果〜袋掛けまで(結実管理)

モモ栽培では、時期ごとの果実の数の調整が最も重要な作業です。

予備摘果

結実を確認したら予備摘果を行いますが、結実が確認できるのは満開から30日後頃(平年では5月上旬頃)です。(おかやま夢白桃では40〜45日)

早生・中生品種では最終着果数の3倍以内、晩生品種では4倍以内を目標としましょう。

摘果〜袋掛け

袋掛け時に最終着果数としますが、収穫時に果実1果あたり葉数が90枚前後となるようにしましょう。

早生品種では、5月中旬に摘果と袋掛けを行います。

早生以外の品種では、急激な肥大による生理落果や核割れ・変形果などの生理障害を避けるため通常摘果を2回に分けて行いましょう。白鳳などの中生品種では5月中旬に摘果し、6月上旬に最終摘果と袋掛けを、清水白桃などの晩生品種は5月下旬に摘果し、6月下旬に最終摘果と袋掛けを行うと良いでしょう。

袋掛け数の目安

袋掛け数の目安としては、前記のように収穫時に1果あたり葉数90枚前後ですが判断は難しいものです。そこで、時としては樹冠面積1平方メートルあたりで樹間間隔の十分ある良好な樹では16果程度、密植気味の樹では10果程度とすると良いでしょう。

満開後20日、花カスはとれているが予備摘果にはまだ早い/満開後30日、通常の品種の予備摘果適期(夢白桃ではまだ早い)/満開後60日(品種によっては袋掛)/収穫期の果実 この頃になると果実の良否がよく判る

●病害虫防除

モモは、病害虫の被害を受けやすい果樹ですが、病害虫の発生を見ながらの防除は困難であるため予防散布を中心とした定期的・計画的な農薬散布で対応する必要があります。ただし、自分で防除計画を立てるのは大変難しいことなので、既製の「防除暦」に準じて行うのが良いでしょう。「防除暦」はJAの各支店で見ることが出来ますのでご相談ください。

なお、当面(発芽前時期)の防除は、3月中旬の石灰硫黄合剤(20倍)、3月下旬のコサイド3000(1000倍)等となります。


営農部 渡辺 昭彦
広報誌「なごみ」2019年3月号掲載


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