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営農事業

営農情報

2019.03.14 更新

園芸アスパラガスの栽培


●特性

ユリ科に属する多年生作物の雌雄異株で、雌株は植物体が大きく、若茎も太くなりますが、萌芽茎数は雄株の方が多く、総収量も多くなります。地下茎は水平に伸び、伸長は年3〜6cm伸びます。貯蔵根は直径4〜6mmの多肉質の太い根で地下茎から発生します。

深根性であるため、圃場は土層が深くて地下水位が低く排水の良いところが適しており、土壌pH6.2〜6.8が最良です。湿害には弱いものの、収穫期間中はやや多湿状態の方が萌芽量も多くなり、乾燥状態になると収量・品質ともに低下します。

【一年目】

●育苗管理

播種は、5月中旬頃に9cmポット(または72穴トレイ)に1粒ずつ播種し、1cm程度覆土します。生育適温は15〜18℃で、30℃になると生育が衰え、5℃以下で休眠に入ります。

発芽までは25〜30℃で、発芽後からの育苗期間は15〜18℃で管理しましょう。

発芽後育苗期間中は、液肥800倍を灌水と兼ねて施しましょう。
※1月播種する場合は、温床施設が必要になります。

●定植

一度定植すると10年近く改植する必要がなく、そのため土作りはとくに重要で、定植の1か月前までに10平方メートル当たり完熟堆肥100kg、石灰質肥料1kg、苦土重焼燐1kgを全面に施し、深耕しましょう。さらに定植10日前までに化成肥料などの基肥を施用し、土とよく混和してください。畝作りは幅200cm、高さ40cmのカマボコ型とし、初年度は雑草対策として、畝立後黒マルチを行いましょう。

定植時期は春か秋で、直径15cmの植え穴を株間35cm程度の間隔で黒マルチの中央に開け、一条植えとします。苗は草丈25cm以上で茎数3〜4本になったものを植えます。植え付けは鱗芽(図)が深さ5cmの位置にくるよう植え付けて十分に灌水しましょう。

図

●定植後の管理

定植した年は株養成のため、すべての茎を残します。また、倒伏防止のために畝の両サイドに3m間隔で支柱を立て、テープを張りましょう。生育期間中に乾燥すると、生育不良をおこし減収となるため、乾燥には気をつけましょう。

【二年目以降】

●施肥・堆肥マルチ

基肥は2月頃、畝の肩部の表土をかき落とし、緩行性肥料を10平方メートル当たり3kg施用した後、土を戻し畝を整形します。追肥は速効性肥料を6〜9月にかけて、3〜4回に分けて1回当たり200gを施用しましょう。

乾燥と雑草の発生防止、茎枯病予防のため堆肥を畝の表面に5cm以上の厚さで敷きましょう。

●収穫

萌芽から収穫を開始し、定植2年目のものは20〜30日後に、定植3年目以降は40〜50日後を目安に終了しましょう。前年の養分蓄積が少なく萌芽量が少ない圃場では、早めに収穫を打ち切りましょう。収穫する若茎が28〜30cmに伸びたものを地際から刈り取り、収穫期間中は残す立茎以外の細いものや曲がったものも全て収穫しましょう。

●収穫後の管理

⑴立茎・茎葉の管理

立茎は太さ10〜13mmの健全な茎を1株当たり4本、又は畝長1m当たり9〜12本残し、残す茎以外はすべて収穫します。残した立茎が成木になった頃に130〜140cmで摘心してください。また風等で茎葉が傷んだ場合は9月上旬までに立茎を更新しましょう。

また、風通し、採光、収穫時の作業性を良くするために、地際から50〜60cmまでの側枝はすべて取り除きましょう。

⑵倒伏防止

立茎前に畝の両側に高さ180cmの支柱を3m間隔に立て、目合い20cm位の倒伏防止用ネットを高さ80cmと120cmに水平に張ってください。

⑶灌水

生育期間中の乾燥は生育不良の原因となり、収量低下に繋がるため、適宜・灌水を行い乾燥防止に努めましょう。

●病害虫

主要病害としては茎枯病と立枯病がありますが、特に土壌病害である立枯病が多発すると収量が激減するうえに栽培が困難になります。

害虫としてはアザミウマ類、アブラムシ類、雨が多いとナメクジなどの被害があります。

●茎葉の片付け

気温が下がり茎葉が90%以上黄化したら、地際から20cm程度残して刈り取り、圃場外に運び出しましょう。その後、残した茎が抜きやすくなったら抜き取りましょう。残茎抜き取り後、降霜期になる前に圃場の地表面に残された茎葉などを、灯油バーナーなどで焼却しましょう。


営農部 岡 宏和
広報誌「なごみ」2019年3月号掲載


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