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営農情報

2019.02.15 更新

園芸筍の栽培管理


●筍の種類と性質

一般的に販売されている筍の多くは、孟宗竹の筍が占めています。その他にも、地方によってはハチク・真竹・チシマザサ・カンチクなどがあります。

種類を見分ける特徴と性質として(表1)があります。

表1

●年間作業工程

  • 3月頃 :筍掘り
  • 4月上旬:親竹の選定
  • 5月上旬:お礼肥え(施肥)、親竹のしん止め
  • 6月頃 :草引き、サバエ刈り
  • 8月頃 :夏肥え(施肥)
  • 9月頃 :親竹更新・伐採
  • 10月中旬:敷きワラ、草敷き
  • 11月頃 :施肥、土入れ
筍のひび割れ/竹の伐採間隔

●筍掘り・収穫

筍掘りは、一般的には3月下旬から多くのところで始まりますが、ひな祭りの前後から始めるところもあります。

筍は、まだ土の中にあるものを掘り出します。土の表面のひび割れで見つけます。

●親竹の選定

筍の収穫作業と並行して、親竹の選定を行いましょう。竹は一般的に、成長して5〜6年ぐらいで筍を産まなくなるので切って処分しましょう。切ることを決めた親竹の近くに出てきた筍を親竹用として選び、およそ3.3平方メートルに1本の間隔を目安に親竹には分かるように目印を付けましょう。竹の枝を1本もぎ取り、葉の先の部分を結んで玉状にして、それを親竹に選んだ筍の横に挿しておくとよいでしょう。親竹は選ばれて1年目は、まだ筍を産みません。次の2年目から産み始めます。

●お礼肥

筍を掘った後の穴には、次々と肥料を入れます。これを、「お礼肥(おれいごえ)」や「穴肥(あなごえ)」といいます。一般的には、窒素、リン酸、カリなどの配合肥料が使われています。顆粒状の肥料を、一つの穴に茶碗一杯分ぐらい入れて、上から土を被せましょう。毎年、同じ肥料を使うケースが多いですが、年ごとに肥料の種類を変えられている所もあります。

●しん止め

5月中旬になると、選んでおいた親竹が、高く見上げるほどに成長しますので、必要以上に伸びないように先端を折る作業を「しん止め」や「先止め」といいます。

その方法は、親竹とする竹を両手で揺するだけで、柔らかい先端部分は、弓なりになり、あっという間にポキッと折れて落ちてきます。そのとき3メートルほどの先端部分が落ちてくるので当たらないように注意してください。

親竹の「しん止め」をするタイミングは親竹の下の方に、新しい枝が出始めた時が、良いタイミングです。「しん止め」をせずに放っておくと、竹はどんどん伸びて、葉が生い茂り、日光がさえぎられ、台風で竹が折れやすくなりますので遅れないように行いましょう。

●サバエ刈り

親竹を決めた後、肥料を入れた数日後に、竹林全体に細い竹が生えてくることを「サバエ」と呼んでいます。放っておくと大きく伸びて土中の水分や養分を取ってしまい、筍の成長に影響します。そこで、「サバエ」を一本一本、鍬などで切り取る作業が必要となります。すべて取り除くのは根気と体力を要する作業ですが、次の年に良質な筍を産ませるには欠かせない作業となります。※この時期に使用できる除草剤一覧(表2)

表2

●夏肥え

8月から9月頃になると、竹の細い根が竹林一面に広がっていきますが、この時期に肥料を与えて良質な筍を産ませるようにしましょう。およそ1メートル間隔で、地表を削るように鍬で穴を開け、そこに粒状の肥料を少しずつ入れて、土を被せていきましょう。

筍収穫後、竹林は竹の葉が落ちて、びっしりと地表を覆っている時に親竹が養分を蓄えます。

●親竹更新・伐採

9月の彼岸の頃になると、竹の代替り時期を迎えます。親竹選定で選んだ竹の近くにある6〜7年生の古い親竹を伐採しましょう。この作業は寒さが近づく季節に日光を多く取り入れ、地温を上げる意味合いもあります。

親竹としての役目を終えて切った竹は、竹炭やチップにして肥料代わりにすることも出来ます。

●敷きワラ

10月中旬から下旬にかけて、秋の色が濃くなってくる竹林・筍畑では、刈り取りが終わった稲ワラをびっしりと敷くことで、土の温度、湿度を保ち、土が硬くならないようにしましょう。長いままのワラが手に入りにくくなっている場合、細かく切られたワラを敷いても良いでしょう。

●土入れ

11月頃に、ワラを敷き詰めた上に土を被せて、ワラを覆いましょう。ワラに被せた土は、筍が育つ地中の保水・保温効果があり、ワラも腐ると肥料になるのに加えて、筍が地表に出るのを遅らせ、筍の先端が日光で日焼けせず、「しらこ」と呼ばれる色白の良質な筍を収穫できます。この作業後は、3月の収穫を待つだけになります。


営農部 岡 宏和
広報誌「なごみ」2019年2月号掲載


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