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営農事業

営農情報

2019.01.15 更新

果樹果樹類の冬季管理


1.園内清掃

園内の落ち葉の処理はすんでいますか?べと病やたんそ病などの病原菌、ハマキムシやハダニなど落葉で越冬する病害虫は少なくありません。

病害虫の越冬密度を下げるため、落葉は集めて土中に埋めるか、園外に持ち出して焼却しましょう。また、誘引紐やブドウの巻づるなどもこまめに取り除き、栽培環境を整えておきましょう。

2.整枝と剪定

生育期に同化された養分は、秋から冬にかけて枝葉の末端から主幹や根へと移行し貯蔵養分になるといわれています。剪定はあまり早い時期に行うと、枝に残った同化養分を切り捨ててしまうことになりかねません。若木や充実不良の木はなるべく後回しにして、落葉果樹は厳寒期を避けた冬期に、常緑樹は春先の新芽が出る前に行いましょう。誘引など樹形を整える「整枝」と枝を切り取る「剪定」はセットでとらえ、どの枝を「切るか」よりも、どの枝を「残して育てるか」を考えたほうがうまくいきます。また込み合っているように見える枝も誘引することでバランスよく配置され、必要以上の強剪定をさけることが出来ます。樹種によって異なる花芽のつき方(結果習性)(図1)や、「切り返し」と「間引き」によって異なる翌年の枝の伸び方から春以降の枝・花の様子をイメージしながら行いましょう(図2)。

図1 結果習性
図2 枝の切り方

3.病害虫防除

春以降の病虫害の拡散を抑えるには、その源となる越冬病害虫の密度を下げたいものです。冬の防除で最も基本となるのが油膜で虫を窒息死させるマシン油と、病気と虫を同時防除できる石灰硫黄合剤です。いずれも休眠期の風のない穏やかな日に、かけムラのないよう特に丁寧に散布することが大切です。石灰硫黄合剤には展着剤を入れることで湿展性が高まり効果がアップします。マシン油の散布後に合剤を散布する際は一か月以上間隔を空けましょう。濃度や時期を誤ると、薬害の危険があるので充分注意して下さい。また、太枝の粗皮下ではカイガラムシ類やハダニ類などの害虫が越冬しています。近年、夏の高温乾燥期の長期化でこれらの害虫の繁殖速度と密度が高まっているように思われます。粗皮はぎは有効な対策のひとつですが、厳寒期に粗皮を激しく削ると凍害を受けやすく、樹勢が落ちるなどの弊害があるので注意が必要です。

4.防寒

冬の寒さに対する耐性は樹種によって異なります。柑橘類などの常緑樹は特に寒さに弱く、寒波によって落葉したり枯れてしまうこともあるので対策が必要です。落葉果樹は比較的低温に耐えるものの、春先、寒さが緩んだ後の寒の戻りに要注意です。寒さに弱い幼木や充実不良の樹なども含めて、不繊布のべたがけや、主幹部のコモ巻などで冬場の極寒と春先の温度の急変を回避することが出来ます。

5.灌水

冬期は生育期ほど水分を必要としないものの、過度な乾燥は耐寒性を低下させるうえ土壌肥料の分解・吸収を妨げます。天候に応じて適度な灌水を行ってください。


営農部 蔵本 郁美
広報誌「なごみ」2019年1月号掲載


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