JA岡山西

好奇心がエネルギーあなたと私のJA岡山西




営農事業

営農情報

2018.09.14 更新

果樹ウメの栽培


加工で利用出来るウメを栽培してみましょう。栽培は比較的容易です。加工用途毎の品種を紹介し、栽培の基本を説明します。

ウメはバラ科サクラ属の高木性果樹で、結果年齢が比較的早いです。

【適地の選定】

1.気象条件

年平均気温7℃以上の所で栽培出来ます。ただし、開花が早いので低温に弱く、開花期から幼果期に凍霜害を受けない所が良いでしょう。

結実安定のために、晩霜の少ない所、風当たりが少なく日当たりの良い訪花昆虫が活動しやすい所を選びましょう。

2.土壌条件

適応性は広いですが、有効土層の深い、排水良好な土壌が適します。また、干害も受けやすいので保水性の良い土壌が望ましいです。土壌酸度はpH6.5〜6.8程度が良いでしょう。

【品種の選定】

  • 梅干、青漬用の品種―甲州小梅
  • 梅酒用の品種―玉英、鴬宿
  • 梅干、梅酒用の品種―南高
    ※甲州小梅は小ウメ、その他は大ウメ
    品種は用途(青ウメ、漬けウメ)によって選定しましょう。
    自家不結実性が強いので、花粉が多く、栽培品種と交配親和性があり、開花期がほぼ一致する品種(小ウメ品種等)を2〜3割混植します。ただし、小ウメは収穫労力を多く要します。

【植栽】

1.圃場の準備
  • 定植2〜3か月前に植え付け位置の直径1.8〜2.0mの範囲を高さ20〜30cmに盛り土をします。土盛り部分に良く腐熟した窒素含量の少ない堆肥を1樹当たり20kg、苦土石灰、熔りん各1kgを施用し土と混ぜます。
2.苗木の準備
  • 苗木は、細根が多く、充実の良い苗木を選びましょう。植え付けまでに期間がある場合は、根が乾燥しないように仮植えしておきましょう。
3.植え付け時期
  • 11月上旬〜12月上旬及び2月下旬〜3月上旬です。発芽が早いので、秋植えが望ましいでしょう。
4.栽植密度
  • 株間4m、畝間4mの正方形植え、間伐後株間、畝間各8mとしましょう。
5.植え付け方法
  • 苗木は浅植えとしましょう。
  • 傷んだ根は健全部まで切り返し、根を四方に広げ、細かい土で覆土をしましょう。
  • 定植後は、十分に灌水し土を落ち着かせ、株元に敷わらをして乾燥を防ぎましょう。
  • 苗木は接ぎ木部から40〜50cmの充実の良い部分まで切り返しましょう。
  • 定植後は、発芽後新梢が伸長するまで施肥は行わないようにしましょう。(図1)
図1 苗木の植付け法

【整枝剪定】

1.整枝
  • 開心自然形の2本主枝または3本主枝とし、主枝、亜主枝を強く作りましょう。
  • 徒長枝が発生しやすく、放置すると樹形が乱れるので、夏季管理を徹底しましょう。(図2)
図2 整枝法
2.剪定

⑴時期

  • ウメの剪定は、開花が早いので12月に行いましょう。

⑵方法

  • 側枝を30〜40cm間隔に配置して樹冠全体の受光を良くし、結実性が優れる短果枝を多く着けましょう。そのために、発育枝を利用して、短果枝群を多く作りましょう。
  • 側枝は3〜4年で更新しましょう。(図3)
図3 側枝のせん定法(点線で切る)

【摘果】

  • 結果の多い部分や下枝、ふところ枝は、短果枝当たり3果以内に摘果しましょう。

【収穫】

  • 青ウメは、果梗部から果頂部に向かって果面の半分程度まで毛じが脱落し光沢を発する頃、漬けウメは、果実が黄ばみ始める頃が収穫の目安となります。
  • 出来るだけ果実温度の低い早朝に収穫し、収穫した果実は涼しい場所で選別しましょう。

【土壌管理】

  • 10〜11月に堆肥を10a当たり2〜3t部分深耕や表面施用しましょう。
  • 表層は敷わらや部分草生を行って、土壌の乾燥防止、流亡防止を図りましょう。
  • 草刈は早めに行い、また夏季高温乾燥期は灌水をしましょう。

【施肥】

施肥量と施用時期

  • 施用量は、年間に有機園芸654で2年目まで1樹当たり700g程度としましょう。その後徐々に増やし、成木で1樹当たり有機園芸654で3kg程度を施用しましょう。
  • 基肥は11月上旬から12月上旬に年間施用量の60%を施用しましょう。追肥は4月上旬〜5月上旬に年間施用量の20%、また樹勢が弱い場合は礼肥として収穫後の7月中下旬に20%を施用しましょう。

営農部 井内 祥晃
広報誌「なごみ」2018年9月号掲載


このページのトップへ

 

HOMEトピックスお知らせ・新着情報イベント・相談会地域の話題事業案内特産品直売所店舗案内レシピ広報誌女性部
JA岡山西について個人情報保護方針情報セキュリティ基本方針金融商品の勧誘方針お問い合わせサイトマップ関連リンク

Copyright (C) 2018 JA-Okayama-Nishi,Allrights Reserved.