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2018.07.13 更新

園芸葉菜類の高温時育苗について


葉菜類の夏播き作型では、苗作りが特に重要です。7月号では良苗をつくるためのポイントを掲載します。

1.徒長させずガッチリした苗を作る

徒長苗/適正苗

徒長すると軟弱になり病害虫の被害を受けやすくなったり、倒れやすくなったりするので定植や土寄せなどの作業効率が悪くなります。徒長の原因として①水分過多 ②光量不足 ③高温などがあげられます。

よくある失敗が発芽直後の被覆除去の遅れによる徒長です。播種後灌水をした後は、発芽まで乾燥させないために新聞紙などをべた掛け被覆します。高温条件下では発芽が不揃いになりやすいので、全ての発芽まで被覆をしていると、早く発芽した株が徒長してしまいます。そのため大体3割程度発芽したら被覆を除去し、発芽が揃うまで日陰に置き、その後、日光が当たる場所に移動させて育苗を行います。

2.灌水

灌水は原則として、朝に行い、夕方には培土の表面がうっすら乾く程度にします。

量の目安は、晴天日は1トレイにつき700cc、曇天日は400cc程度ですが、本葉が展開するまでは、蒸散量が少なく、徒長しやすいので少なめとします。育苗後半では葉色を見ながら薄めの液肥を、灌水を兼ねて散布します。

3.高温対策

育苗棚設置の例

葉菜類は本来涼しい気候を好む品目なので、夏期の育苗ではできるだけ涼しくするように努めなければなりません。対策としては、①夏の直射日光を避けるため、遮光率30〜50%の遮光資材を天張りする②風通しの良い場所で育苗する③白色セルトレイを使用する、などです。また、セルトレイは地べたに置かず、コンクリートブロックや板などで棚を作りその上で育苗すると余分な水分が落ち、根鉢が形成されやすくなります

4.ハイマダラノメイガ(別名シンクイムシ)対策

ハイマダラノメイガ

育苗期から多くの害虫に狙われますが、特に気をつけたいのがハイマダラノメイガです。この虫は植物の生長点を食害するため、苗として使用できなくなります。本葉が展開する頃から特に注意して観察し、発見したらアファーム乳剤などで速やかに防除しましょう。

さらに定植後にも被害を受けやすいので定植の3〜5日前に、プレバソンフロアブル5など残効が比較的長い殺虫剤の灌注を行います。

5.根こぶ病対策

根こぶ病

根こぶ病はアブラナ科共通の重要病害です。アブラナ科連作地、酸性土壌などの条件で発生しやすくなります。発病すると根が機能しなくなり、地上部がしおれてしまいます。対策としては定植前に薬剤処理を行います。

具体的には①定植圃場にオラクル粉剤か、フロンサイド粉剤を土壌混和する。②定植前日〜当日に苗箱にランマンフロアブルを灌注する、などがあります。

併せて根こぶ病抵抗性品種を利用するのも効果的です。

(注意)記載している農薬はキャベツ、ブロッコリー、ハクサイの例です。農薬使用前には必ずラベルを確認し、登録内容にしたがって使用してください。


営農部 高本 翔太
広報誌「なごみ」2018年7月号掲載


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