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2018.05.15 更新

園芸サツマイモの栽培


サツマイモは、メキシコを中心とする中央アメリカ原産のヒルガオ科植物です。

●栽培のポイント

発根温度は15℃以上、茎葉の生育適温は30〜35℃、イモの肥大適温(地温)は22〜26℃です。強光を好み、乾燥にも強く土壌の適応範囲もph5.3〜7.0と広いため、水はけが良ければ土地(場所)を選びませんが、イモの肥大には耕土が深く、土壌の通気が良いことが好ましいです。

チッ素過多になると茎葉が茂りすぎ、つるボケ現象を起こすので、野菜の後作では無肥料栽培がおすすめです。

●苗の選び方

苗の段階で、既に茎の節部に不定根が分化しており、特に先端より5〜7節から出るものが塊根(イモ)になりやすいといわれており、これが太いものが良いです。

●畑の準備

未熟堆肥を用いるとコガネムシが増え、食害を誘発したり減収や品質低下を招くので、前作に施すか、早めに施しておきましょう。植え付けの1〜2週間前に土を細かく耕して柔らかくし、10平方メートル当たり大豆専用化成(5-15-20)600gを全面に施し耕します。高さ20〜30cm、畝巾80〜90cm、株間30cmで植え付けます。

●植え付け

植え付け時期は、平均気温が15℃以上になる5月中旬〜6月中旬が適期です。梅雨の水分を利用して活着を促しましょう。

植え付け方法は図に示すようにいろいろ方法があり、利点、欠点があります。いずれの方法も切り口に近い2〜3節から出る根が最も塊根(イモ)になりやすいので、必ず2〜3節を土中に埋め込みます。各節の葉は葉身が必ず外に出るように植えます。

図
【垂直植え】

乾燥地帯やマルチ栽培の植え付けに適し竹棒などで真っすぐに10〜20cm位の深さの穴をあけ、そこに苗を3〜4節まで挿す方法。栽植密度をやや密にします。

土壌表面が乾燥している場合でも、植え痛みが少なく早く活着しますが、反面、酸素が多く地温が上がりやすいやや浅い位置の1〜2節にしかイモがつかないため、イモの個数が少なく、大きさも揃いにくいです。

【水平植え】

畝頂部に深さ5〜10cmの溝を切り、苗を水平に寝かせて5〜6節を埋め込む方法。比較的浅い位置に多くの節が挿されるので、イモ数を確保しやすく、揃いもよくなります。栽植密度はやや粗植としますが、一方で各節の葉を地上に出す必要があるので、どうしても浅植えになりやすく、乾燥による植え傷みをおこしやすいです。

●中耕・培土と除草

ツルが地面を覆う前に、1〜2回程度除草を兼ねて畝間を耕し、畝に土寄せ(培土)をします。中耕すると土が膨軟になり、通気性がよくなり、イモの肥大が促進されます。

●収穫

早掘りは植え付け120日前後を目安に収穫可能ですが、試し掘りをした後収穫します。収穫適期は10月中旬以降、葉の青味が薄れ、やや黄色や赤の葉が目立つようになった時期で貯蔵を予定しているイモは、霜が降るまでに収穫してしまいましょう。

掘り上げたイモは、しばらく天日にあてて切り口を乾燥させてから収納してください。

●貯蔵

貯蔵適温は12〜13℃で、10℃以下では低温障害を受けます。湿度はイモからの水分の損失を防ぐため90%程度が良いです。

少量であれば、土間や地下室、床下など貯蔵温度に近い場所に、乾燥しないようモミガラや湿らせた新聞紙でイモをくるみ、穴あきポリ袋に入れて発泡スチロール箱などに入れて貯蔵します。

少し量が多い場合は、畑の一角、または周囲の地下水位が低く、降雨時にも水が入らない南に面した場所を掘って穴貯蔵します。深さ90cm程度の穴を掘り、イモをいれます。

穴をワラやモミガラで覆い、雨水が浸入しないようビニールシートをかけ、周囲に排水溝を掘って水が入らないようにします。2週間程度放置してから、換気口を設置して土をかけます。

寒気が増したら覆土量を増やし、12月中旬には換気口を閉じて密閉します。


営農部 アンシュマン ベラ
広報誌「なごみ」2018年5月号掲載


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