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2018.02.15 更新

園芸白ネギの作り方


白ネギは、土寄せして葉鞘部を白く長く育て収穫するネギで、鍋の具材として欠かせない野菜です。今号では、秋冬どり作型の白ネギ栽培について説明いたします。

表1 秋冬どり白ネギ作型

①圃場選定

白ネギ栽培では、圃場選びが一番重要です。日当たり、排水性がよく、耕土が深い圃場を選びましょう。土質は砂壌土から壌土が良いです。強粘土では生育が悪くなります。

②圃場準備

定植の1カ月前までに10平方メートルあたり完熟堆肥20〜30kg、苦土石灰1〜1.5kgを施して深く耕しておきます。圃場周囲は深さ30cm程度の明渠を掘り、排水溝と連結して圃場内に水がたまらないようにしておきましょう。

③育苗

128穴セルトレイにネギ専用培土もしくは与作N150を用います。播種は深さ6〜8mm程度の穴を空け、3粒ずつ落とします。覆土したら十分灌水し、底穴の多い水稲用育苗箱に新聞紙などの敷紙を敷いて、その上にセルトレイをセットし、苗床に並べていきます。さらに、不織布をセルトレイの上にべた掛けし発芽まで乾燥するのを防ぎます。その上にビニールかポリでトンネルを張り、裾を土で覆い発芽まで密閉します。トンネル内は、高温になりやすく発芽、生育不良になりやすいので、上に寒冷紗や遮光資材の覆いをすると良いでしょう。

播種からおよそ7〜10日で発芽します。発芽したら芽が絡まないうちに不織布を取り除きます。発芽後は、トンネル内が日中30℃以上にならないように15℃〜25℃を目標にトンネルの褄の解放や裾上げをします。夜間はトンネルを閉じ、10℃を目安に保温をします。被覆は、播種から2〜3週間たったら早めにビニールトンネルから不織布のトンネルに切り替えます。そして、定植の7〜10日前には、被覆を除去して外気に当てて順化します。ただし、まとまった降雨が予想される場合は、一時的にトンネル被覆をします。灌水は表土が乾いたら適宜行ってください。肥料が切れているようであれば液肥の施用を合わせて行いましょう。播種から45〜50日程度で定植苗となります。

④定植準備

畝幅130〜150cm(耕土が浅い場合は広めにする)の畝に深さ10〜15cm、幅20cmの植え溝を作ります。定植1週間前に溝に基肥を施し、軽く土と混ぜておきます。基肥は「スーパーIBS222」で、10平方メートルあたり400gとします。

⑤定植

セルトレイから苗を抜き取り溝に1列で詰めて並べていきます。溝に並べたら、土を少し戻し、根鉢が隠れるように覆土します。

収穫期のようす/葉の分岐点/定植後のようす

⑥削り込み・土寄せ

ネギの伸長に合わせて6月上旬と6月下旬の2回に分けて掘り上げた土を溝に戻す削り込み作業をします。この作業で植え溝が埋まり畝がフラットになります。

その後、9〜11月に3〜4回の土寄せ作業をし、軟白長30cmを目指します。管理機もしくは鍬で畝間の土を株元に盛り上げていきます。軟白化には時間がかかるので最後の土寄せは収穫の30日前を目安とします。

土寄せのポイント
  • 土寄せは一か月に一回を目安に行う。一回に寄せる土は5〜7cm程度。葉の分岐点は埋めない。
  • 土寄せの前には必ずトップジンM水和剤などの殺菌剤を散布して土で埋まる部分を保護する。
  • 夏の間は生育が停滞するので土寄せは行わない。

⑦追肥

追肥は削り込み、土寄せの直前に行います。削り込み時は植え溝へ、土寄せ時は畝間に施します。一回の施肥量の目安は「JA岡山西やさいの肥料」で、10平方メートルあたり300〜400g程度とします。

また、過湿などで根が傷むと葉先が枯れ込んでくることがあります。このように、根痛みの兆候が見られたら、ホスプラスなどの亜リン酸葉面散布剤を施用すると回復しやすくなります。

⑧病害虫防除

病害は過湿や窒素過多などが原因で発生します。発生すると止めるのは困難なので、表面排水を徹底するなど、発病しにくい環境作りをすることが大切です。葉先枯れが多く見られる場合は、病害が発生しやすい状態のサインなので気をつけましょう。害虫は、アザミウマ類やハスモンヨトウなどの被害が多いため見つけ次第防除をしましょう。

黒斑病/さび病/べと病/アザミウマ吸汁害
表2 ネギの登録農薬の一例

⑨収穫

軟白長25〜30cmで収穫となります。収穫は圃場が乾いてる状態で行います。畝を鍬やスコップで崩してから抜き取り収穫します。収穫が遅くなるとネギ坊主が出てきて食味が悪くなりますので、2月には収穫を終えるようにしましょう。


営農部 髙本 翔太
広報誌「なごみ」2018年2月号掲載


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