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2017.11.15 更新

園芸アブラナ科野菜の害虫と菌核病


アブラナ科野菜は、病害虫の被害を受けやすい品目です。多くの害虫が存在しますが、今号では、アブラナ科専門の害虫の一部と、キャベツで発生しやすい菌核病について説明します。

◎ハイマダラノメイガ

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シンクイムシとも呼ばれます。キャベツやブロッコリーなど、アブラナ科野菜の生長点付近の芯葉を綴り合わせて食害します。食害されたら芯が止められてしまい、キャベツ、ハクサイなどの結球野菜は正常に結球できなくなり、減収に繋がります。特に、夏期高温乾燥時に発生が多く見られるため、夏まき作型のアブラナ科野菜の育苗では、とくに注意する必要があります。

本葉が1枚展開した頃から被害が見られますので、よく観察して、早期防除に努めてください。

◎キスジノミハムシ

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幼虫が根を、成虫が葉を食害します。幼虫による食害では、根が迷路状に食害され外観を損なうので、ダイコンでは特に被害が大きいです。成虫は葉に円形の穴を空けます。

また、キスジノミハムシの食害痕から軟腐病が発生することもありますので合わせて防除を行いましょう。

◎ダイコンサルハムシ

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気温が20℃前後に下がった晩夏から活動を始めます。普通は、局地的に発生し、成虫には翅がありますが、飛ぶことはなく歩いて移動します。葉の葉脈だけを残し、網目状になるのが特徴です。農薬に弱い虫ですが家庭菜園で多く見られる害虫です。

◎菌核病

菌核病菌は多くの作物に感染しますが、特にキャベツで被害が多く見られます。発病後期になると防ぐのは困難なので、早めの予防をしましょう。

発生時期

4〜5月、10〜11月に発生が多い。この時期に結球する作型では、特に注意が必要になります。

菌の特徴
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本菌は土壌中にある菌核が伝染源となります。菌核は春と秋に気温が20℃前後になり、曇雨天が続くとキノコを形成します。キノコからでる胞子は、風にのって数100m飛散し、下葉や葉柄の傷口について発病がはじまります。最初は、葉の基部に近い部分に水侵状の病斑を生じます。下葉などがしおれていたら、基部を確認してみましょう。さらに病徴が進展すると、病斑部に白色のカビを生じ、結球葉に移り、軟化腐敗していきます。最終的にはネズミの糞に似た黒色の菌核を生じ、伝染源となります。このように本菌は菌核→子のう盤(キノコ)→子のう胞子→菌糸→菌核の生活サイクルをくり返します。

対策
  • 薬剤防除をして菌糸と菌核の形成を防ぐ。
  • 薬剤散布は展着剤を入れて結球葉と下葉の間に十分かかるように散布する。
  • 発病株は菌核が形成される前に速やかに抜き取り、圃場外で処分してください。菌糸と菌核を圃場に残すと次回作でも発病する可能性が高くなります。

営農部 高本 翔太
広報誌「なごみ」2017年11月号掲載


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