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2017.11.15 更新

果樹落葉果樹の植え付け


年末から春先にかけては、落葉果樹の植え付け時期となります。

あまり難しく考えることはありませんが、植え付け方でその後の生育に大きな差が出てきますし、簡単にやり直すこともできません。事前に十分に検討して、失敗しないように行いたいものです。

◎植え付け場所の事前確認

果樹は一度植え付けると基本的には動かせませんし、植え付け後に本格的な土壌改良を行うのも難しいものです。実際に圃場を見ると、「植えた時点で失敗している」といった残念な場面も少なからず見かけます。植え付ける前に確認を行い、必要なところは改善しておくことが重要な作業となります。

  • 日当たりは大丈夫ですか?
    日当たり不足では成育も問題ですが、糖度や着色など果実の品質も不良となります。
  • 水はけは問題ないですか?
    果樹は根が深いので排水不良地には適しません。必要な場合には、植え付け前に暗渠を入れたり高畝にするなど事前の土壌改良を行っておく必要があります。
  • 広さは十分にありますか?
    樹種ごとに適正な広さがあります。ちなみに、一般的なモモでは木一本当たり10m×10m程度が適正な広さです。多少狭くても栽培出来ますが、狭すぎると栽培が難しいことに加え、高品質な果実は生産できません。
  • その場所に適した果樹を植えようとしていますか?
    適地適作が基本です。土地に合わないものを植えても「労多くして益少なし」になってしまうことが多いです。

◎植え山の準備

圃場が決まり、事前確認も済んだら植え山を準備します。堆肥や土壌改良資材が土になじむ期間が必要ですので、少なくとも植え付けの1ヶ月以上前を目処に行います。

○植え付け位置の確認

成木になった時の広さを想定して位置を決めます(樹間距離は十分にありますか?)。

※一段目の・広さは十分にありますか?を参照。

植え付け時は、苗も小さく樹と樹の間がやたら広く見えるものです。実際に距離を計って決めるのが良いでしょう。

○植え山の改良

植え付け場所が決まったら周辺を掘り返し、必要に応じて、完熟堆肥、苦土石灰、熔りん等を混和します。

※新しく出た根が傷むので、肥料は混和しないことと、未熟堆肥は混和しないことが重要です。

○土を寄せて直径2m程度の植え山を作る(図)。
図

※必ず土を寄せて山にします。年数が経過しても樹の根元が周りより高く維持され、雨水が外へ流れることが重要です。掘り返しただけで土寄せをしない場合、何年か経つと元の高さまで下がって水が抜けなくなります。

◎植え付け時期

植え付け時期は、秋植えと春植えがあります。

  • 秋植え:12月上旬〜中旬
  • 春植え:3月上旬〜4月の発芽前

どちらでも構いませんが、秋植えは防寒・乾燥対策が必要になります。

◯仮植え

植え付けまでの期間が長い場合は仮植えを行って根の乾燥・枯死を防ぐことが必要です。

仮植えは、肥料分の少ない川砂や真砂土を浅く掘り、苗の束をほどいて斜めにして広げ、その上から川砂や真砂土をかけ、苗の先端を残して埋めておきます。

◎植え付け時の注意点

◯苗木の根の切り戻し

植える前に徒長的な根や先端の傷んだ所で切り戻しておきます。

◯ごく浅植えに

根は絡まないように四方に広げ、その上に軽く土をかぶせます(指1〜2本程度)。このままでは倒れるので、倒れないように支柱を立て、それに固定します。

※深植えは生育不良の原因になることが多いので厳禁です。また、果樹では株元への土寄せも良くありません。

◯先端の切り返し

通常は、植え付け時に3〜5芽程度残して先端を切り返すと作りやすいでしょう。

◯植え付け後の管理

植え付けたら、十分灌水して土と根をなじませます。

また、植え付け後、梅雨時期までは乾燥させないように適宜灌水すると良いでしょう。


営農部 渡辺 昭彦
広報誌「なごみ」2017年11月号掲載


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