JA岡山西

好奇心がエネルギーあなたと私のJA岡山西




営農事業

営農情報

2017.04.14 更新

農薬農薬の適正使用について 〜ドリフト(農薬の飛散)防止〜


◎農薬の目的と影響

農薬とは、農産物を害する病害虫や雑草による被害を低減させ、高品質な農産物を低コストで効率的に生産することを目的に使用される薬剤や、生理機能の増進または抑制を目的として用いられる成長調整剤、天敵等のことです。ほとんどは化学物質であり、生理活性を有している為、正しく使わなければ農産物や環境に影響を与える恐れがあります。

◎農薬の安全性

日本では「農薬取締法」に基づいて農薬が認可されています。農薬として認められるには、①作物に対する安全②使用者に対する安全③収穫物に対する安全④環境に対する安全の4つの安全が必須条件となっています。

農薬の登録には、人や家畜、環境等に対して安全性が確保されるよう、最新の科学技術に基づいて多くの毒性試験等による安全性の確認が行われ、国が審査し、農産物への残留や水産動植物への影響に関する農薬の使用基準が設定されています。この基準を超えないように使用方法が定められ、農薬の安全性が確保されています。

◎農薬の安全性確保に対する制度

農薬取締法:登録、販売、使用の規制

登録制度:製造、輸入、販売を行うには、農林水産大臣への登録が必要 

農薬使用基準:この基準どおりに使用していれば、残留農薬基準を超えることはない

食品衛生法(残留農薬基準):農薬について、人が一生涯の間毎日摂取しても何ら健康上影響及ぼさない量として、農産物ごとに基準が決められている

◎農薬使用基準

農薬を使用するときには、その農薬の農産物残留量が基準値以下になるよう、ラベルに記載されている農作物、使用量又は希釈濃度、使用時期等を遵守することが義務付けられており、これらに違反した場合には罰則が適用されます。

◎ポジティブリスト制度

本制度は、平成15年5月の食品衛生法の改正により、平成18年5月から始まったものです。すべての農薬は、人の健康を損なう恐れのない量(一律基準値:0.01ppm)を超えて残留してはならず、その例外として、残留する量の限度が定められたものは、その限度を超えてはならないと定められています。

◎農薬適正使用の安全確保対策

農薬使用者は、本人に対する安全、農産物に対する安全、周辺環境に対する安全を十分に配慮してください。防除をする際には、自身の体調の確認と防除器具の点検をしましょう。散布作業時には防除衣を着用し、圃場外への薬剤流出、ドリフト(農薬の飛散)が無いよう配慮しましょう。農薬の使用後は専用の保管庫に入れて厳重に管理しましょう。

農薬の不適正な使用は、産地の信用の失墜(風評被害の懸念)による生産意欲低下に繫がる事が予想されるため、基準に沿って適正に使用してください。

農薬のドリフト

◎周辺住民への配慮

農薬散布の際に、周囲へ薬剤が飛散したことによる住民トラブルを耳にすることがあります。

農薬散布については、周辺住民に対し防除への理解が得られるように努めるとともに、特に、広域一斉防除の場合は、危害防止の為十分な広報活動を実施したり、人や家畜、愛玩動物等が近くにいないか十分に確認する等の配慮が必要です。

◎ドリフトの少ない防除の選択

農薬の剤型・散布器具・散布方法により、ドリフトの少ない防除を実施しましょう。

液剤散布では、ドリフト低減ノズルの利用や散布圧力の調整を行いましょう。粉剤散布では、無風状況での散布に努め、散布圧力の調整にも注意しましょう。なお、住宅地周辺や他作物近接地では、飛散防止の為、粒剤の使用も検討してください。

農薬のドリフトによる住宅地や他作物への飛散は、訴訟に発展すれば、専業農家であれ家庭菜園であれ、使用者の責任が問われ、補償しなくてはならない場合もありますので、十分注意して適切な使用に努めてください。尚不明な点等がある場合には、JAにお問い合わせください。

散布の位置と方向に注意
農薬のドリフトによる目的以外の作物への農薬の残留問題のイメージ

営農部 河田 義一
広報誌「なごみ」2017年4月号掲載


このページのトップへ

 

HOMEトピックスお知らせ・新着情報イベント・相談会地域の話題事業案内特産品直売所店舗案内レシピ広報誌女性部
JA岡山西について個人情報保護方針情報セキュリティ基本方針金融商品の勧誘方針お問い合わせサイトマップ関連リンク

Copyright (C) 2017 JA-Okayama-Nishi,Allrights Reserved.