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2017.03.15 更新

園芸スイカの栽培方法


栽培のポイント

  1. 連作しない
     連作すると大敵のつる割病が出やすいので、4〜5年の輪作を守りましょう。なるべく接木苗を利用しましょう。
  2. 元肥は控えめに、着果してから追肥する
     窒素肥料が多すぎると「つるぼけ」になり、着果が悪くなるので注意します。緩効性肥料、ボカシ等を使用しましょう。
  3. 野菜のうちでは最も強光を好み、生育適温も夜間15℃以上、昼間28〜30℃と高いので、日当たりのよい場所を選びましょう。

種まき

種まきは3月中、下旬に行い、35〜40日かけて本葉4〜5枚の苗にします。苗の生育には高温(発芽適温25〜30℃、生育適温20〜28℃)を必要とするため、温床育苗します。育苗箱に育苗培土を入れ、条間7〜8cm間隔に条まきし、双葉が展開したころ、9〜10.5cmポットに鉢上げします。家庭菜園では苗の必要本数も少なく、また、つる割病等連作障害回避のためにも、接木苗を購入する方が無難です。

定植準備

定植1ヶ月前に10平方メートル当たり堆肥30kg、苦土石灰1kg、菜種油粕1.5kgを全面に施用し、深耕します。窒素肥料が多すぎると「つるぼけ」になり、着果が悪くなるため注意しましょう。

定植10〜15日前に有機園芸ペレット977等を300g程度全面に施用し、耕うん後幅2.5〜3.0mの畝を立て、その畝の定植予定位置へ直径50〜60cmの小畝を立てて、マルチを張っておきます。

定植2〜3日前に植え穴を堀り、十分に灌水し、土に水をなじませます。

スイカの根は生育初期には主に横方向に伸びますが、その後は土中深くに伸びるため、耕土が深く、排水の良い土壌が適します。土壌は弱酸性〜中性(pH5〜7)がよく、酸性が強くなるほど、つる割れ病の発病率が高くなります。元肥は浅く幅広か、畝全体に混ぜこむようにして与えます。溝状に施した場合は、溝に土を埋め戻します。畝全体に施した場合は、半月後にもう一度耕します。

定植(株間1m)

苗は、本葉4〜5枚頃が定植適期です。苗を購入した場合、小苗を植えると低温で伸びが止まってしまい、酷い場合は葉が枯れ落ちたりするため、大苗に育ててから定植しましょう。

無風で温暖な日を選び、浅植えや深植えを避け、根鉢を崩さないようにして行います。地温を16℃以上に確保することが大切なため、曇りの日が続いて地温が上がらない場合は無理に定植せず、好天が続いて十分に地温が上がってから定植しましょう。

追肥と灌水

果実がテニスボール大になった頃、有機園芸ペレット977等を10平方メートル当たり400g程度施用します。これより早い時期に絶対に行わないようにしましょう。

乾燥すると着果は良いですが、果実の肥大が悪くなるので、雨が少ないときはこまめに灌水しましょう。

整枝

親づるは、5〜6節で摘心し、勢いの良い子づるを3〜4本伸ばします。つるは、重なり合わないように四方に振り分け配置します。

図

伸ばした子づるから出てくる孫づるは放任しますが、株元近くのものは風通しを良くするため適宜取り除きます。

人工交配

早朝から午前9時頃までに行います。大玉種では1株当たり3果、小玉種では10〜15果程度を目安とし、子づるの14節以上に着果させるようにします。低節位の果実は、へん平、厚皮、空洞などになりやすくなります。また、草勢の弱いうちに株に負担を与えることになり、着果数が減少し、収量低下の原因となります。

図

摘果

果実が卵大(開花後約15日)の頃、変形果や傷果を除去し、やや長めの果形のものを残します。

収穫

交配後の日数でみると、5月中に着果したものは、40日以上必要ですが、6月に入って着果したものは35日位で収穫できます。また、小玉種は早く収穫できます。果実表面の毛がなくなり、果こう部のまきつるが枯れ、叩いたときの音が低くなれば熟しています。

病害虫

果実の肥大中に急にしおれ、最後には枯れてしまうつる割れ病のほか、つる枯病やべと病、アブラムシ、ハダニによる被害が大きいため、早めに防除しましょう。つる割れ病が発生した場合は治すことができないため、抜き取り処分し、その後4〜5年はそこでスイカを栽培しないようにしましょう。


営農部 高見 俊一
広報誌「なごみ」2017年3月号掲載


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