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2017.02.15 更新

水稲レンゲ跡水稲栽培の実証試験について


レンゲは、かつて水田で自然発生的に生育していましたが、水稲の機械化に伴う田植え時期の早期化などにより、次第に無くなっていました。水田転作の景観作物として取り上げられたことや肥料コストの軽減に緑肥として、レンゲの良さが見直されています。

平成28年産においては、岡山県農林水産総合センター農業研究所で開発された「緑肥を活用した施肥設計ソフト」を使って、実証圃を設置し、レンゲの生育状況と施肥について検討を行いました。

実証圃設置場所は、総社市真壁地区で、レンゲ栽培3年目(以下①)と4年目(以下②)の圃場です。

レンゲの生育状況は、実証圃①と②では、写真1のとおりで、圃場全体をレンゲが被い、生草重は、表のとおりでした。また、別の圃場(写真2)では、湿害等が原因で、被覆率が低く、約800kg(窒素成分0.8kg)/10aと換算しました。

このようなレンゲの生育が悪い圃場では、窒素の成分が低く、緑肥として考慮せずに通常の施肥設計で栽培しました。各生草重(データ省略)は、圃場の中で50×50cmを刈り取り、生草重を測り10aに換算しました。

写真1/写真2

これらの圃場は、5月12日にすき込みを行いました。

実証圃①では、2区画に分けて、緩効性肥料の穂づくり200(以下穂づくり)を10kg(窒素成分2kg)/10a区と20kg(窒素成分4kg)/10a区として、基肥で施用しました。実証圃②も2区画に分けて、穂づくりを10kg区、無肥料区で栽培を行いました。なお、肥料は、施肥田植機で施用しました。

図1,2は、実証圃①と②の草丈と平方メートル当りの茎数の推移です。茎数の推移は、実証圃①と②では、若干異なりますが、最終的には、ほとんど同じ穂数になりました。

図1 実証圃① 草丈(棒)と茎数(折れ線)の推移
図2 実証圃② 草丈(棒)と茎数(折れ線)の推移

実証圃①では、穂肥としての窒素量が10kg区で1.8kgと20kg区で3.2kg/10aになる設計で行い、坪刈り調査では、20kg区の収量が50kg多くなりました。実証圃②では、レンゲの連作により地力窒素があり、10kg区では、481kg/10aとなり、無肥料で栽培しても462kg/10aとなりました。

表は、収量構成要素と収量の結果です。

この結果を、担当農家に説明したところ、見た目ではほとんど生育に差は認められなかったが、結果を見ると差が明らかになり、肥料の重要性を認識されました。

表 収量構成要素と収量

(注)穂づくり(晩生品種用)は、レンゲ栽培や鶏ふん利用に対して開発した緩効性肥料で、基肥に施用しますが、速効性窒素を少なくして、緩効性の肥料が95%となっています。窒素成分は、20%です。

なお、レンゲ栽培については、なごみの2013年10月号に掲載しています。


営農部 酒井 啓
広報誌「なごみ」2017年2月号掲載


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