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2017.02.15 更新

果樹モモのせん孔細菌病の対策


昨年は台風10号の影響で県内でも大雨に遭い、その後も数回の台風の襲来により8月下旬から9月中旬に雨が多く、日照量も少なかったです。モモでは、発病を抑える事が困難なせん孔細菌病による被害がありました。

この病害は風当たりの強い園(樹)で発生が多く見られ、6月の袋掛時期には生産者の方から問い合わせや落葉した現物の持込が多数ありました。今回はその特徴と防除について紹介します。

*被害のようす・診断のポイント

枝、葉及び果実に発病します。

枝では、春型枝病斑(スプリングキャンカー)と夏型枝病斑(サマーキャンカー)があります。春型枝病斑は、開花期から落花期に掛けて結果枝の表面に見られるようになります。やがて表面には黄白色の病原細菌が出て、雨滴に混ざり風雨とともに飛散します。

葉では、始め若葉で小さく水がにじんだような斑点ができ、その後、褐色に変わり、穴があいて落葉します。発病は春から秋の落葉期まで続きます。

果実では、極早い幼果期から発病します。初めは針で突いたような褐色、小斑点の病斑を生じ、果実が生育していくにつれて目立つようになり、大小さまざまな深い亀裂を持った黒褐色、不正形の病斑になります。多発生条件下では、成熟期に入った果実に亀裂、褐色の小斑点の病斑を生じて商品価値が皆無となります。

*防除と対策のポイント

毎年発生の多い園では、薬剤散布だけでは十分な防除効果を上げる事は難しいので、せん孔細菌病に強い品種の植栽をしましょう。開園のときから風当たりの強い所では、葉や枝に傷口ができないように防風林や防風垣、防風ネット等の防風施設を設置しましょう。開花期以降に春型病斑枝が見られる場合には、病斑枝を切り取り、園外に持ち出しましょう。多発園では前年の秋と開花前から薬剤散布を徹底し、生育期には4月下旬〜6月に、約10日置きに数回薬剤散布をしましょう。樹勢を強化する事も必要です。

薬剤は表には代表的な農薬を表記していますが、他にも登録農薬は多数あります。早生〜晩生種を混植している場合は、農薬の使用時期に注意して適切な防除を実施してください。

表 モモせん孔細菌病防除薬剤 クリックで拡大
成熟果の症状/幼果の症状/葉の症状/夏型枝病斑

営農部 河田 義一
広報誌「なごみ」2017年2月号掲載


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