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2017.01.13 更新

園芸タマネギの病虫害


平成28年産タマネギは、過去にないほどべと病が多発し、岡山県を始め多くの県で不作になりました。この原因は育苗中の11月が曇天で、また、冬も暖かい日が続き、べと病菌の活動が活発となったためでした。このため例年より早い2月中旬頃から徐々に発生が認められました。3月になっても定期的に降雨があり、暖かい日が続いたため、4月上旬から急激に拡大しました。この結果、球が肥大する4月中旬以降葉が枯れ上がったことにより不作になりました。

タマネギの病害虫

タマネギの病害虫は大きく2つに大別でき、べと病、白色疫病、ネギアザミウマなど生育中の葉が病害虫で被害を受けるものと、球の肥大が進み、収穫前に病気に感染するものの、ほとんど症状が現れず、貯蔵中に症状が現れる灰色腐敗病などの病害があります。

主なタマネギの病虫害の発生消長は図のとおりです。

図 秋まきタマネギの主な病害虫の発生消長

これからの防除対策

べと病

2月下旬頃から春にかけて暖かく雨が多くなると、べと病が発生してきます。この伝染源になるものは前年秋に感染した越年罹病株です。そこで2次感染を防ぐためには、この越年罹病株を3月上旬までには除去することが大切です。また、3月上旬から5月上旬にかけて7~10日おきに、定期的に農薬散布をすることが大切です。

べと病越冬罹病株
貯蔵病害

年によっては灰色腐敗病など貯蔵中に腐敗する球が増加することがあります。この防除については5月頃から収穫までの間、貯蔵病害に重点を置いた防除を定期的に行います。

また適期収穫と収穫後の乾燥が大切です。収穫が遅れると裂皮がでやすく、収穫前後に雨に遭うと貯蔵中に発生する貯蔵病害が増大してきます。

最終追肥が遅くなると、軟弱徒長ぎみに生育し、軟腐病等の病害が発生しやすくなり、さらに球じまりが悪くなり貯蔵性の低下を招き、腐敗球が増加しますので注意して下さい。

なお、黒かび病は、外皮と鱗葉の間に黒いかびが発生する病気で、本圃で発生することはほとんどなく、貯蔵中で発生するもので、現時点ではこれに効果のある農薬はないといわれています。

まとめ

病気を防ぐための基本的な栽培管理は、連作を避け、土づくり・排水対策をしっかり行い、健全な生育に努めます。農薬散布については、殺菌剤のほとんどが予防剤であることから、発生前に重点を置きます。ほとんどの農薬は効果の持続が7~10日なので、定期的に行ってください。また、作物をよく観察し、感染の兆候があれば治療効果のある農薬を使用して下さい。なお、農薬散布にあたっては、薬剤を調整するときに、必ず展着剤を加用して下さい。

表 タマネギの主な防除薬剤

営農部 橋本 忠幸
広報誌「なごみ」2017年1月号掲載


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