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2016.12.15 更新

水稲28年産水稲の作柄と次年度の対策


1.水稲の生育概況

  1. 早生種については、移植後の生育は6月が多雨・低日照傾向であったため、分げつの発生は緩慢で茎数は平年と比較してやや少なめとなりました。
  2. 中晩生種については、5月の気温が高かったため、水不足や育苗シートのかけすぎで苗ヤケが多く見られました。乾田直播栽培は断続的な降雨により播種作業がやや遅れました。また、6月下旬の多雨により水がオーバーフローし、除草剤の効果が低下し雑草が多発した圃場がみられました。6月中下旬は多雨・低日照傾向で生育は緩慢でしたが、7月以降の天候回復により分げつが増え、茎数は平年並み〜やや多めになりました。
  3. 出穂期は、早生・中生種は早め、晩生種は平年並みとなりました。
  4. 病害虫は、本年度はジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の発生が多く、中晩生種の移植直後に降雨が多く田の水位が上がったことで、激しく食害を受けた圃場が多くみられました。また、セジロウンカ、紋枯病、もみ枯細菌病、穂いもちの発生が全般的に多い傾向でした。
  5. 早生種では、成熟期は平年より3日程度早め、中晩生種ではやや早め〜平年並みとなりましたが、断続的な降雨により刈り遅れた圃場が多くみられました。
  6. 早生種では、収量は概ね平年並みでしたが、カメムシ被害がみられました。中生種では、収量・品質は概ね平年並みですが、晩生種では登熟期間に低日照であったことなどから登熟不良による小米が多く、収量はやや低めとなっています。
    気象については図を参考にして下さい。
図 平成28年稲作期間中の気象(アメダス地点:倉敷)

2.次年度に向けて

  1. 適正な生育量の確保
    本年度は気象の変動が激しく、生育のコントロールが難しかったと思います。特に晩生種は7〜8月の高温で生育量が多めに確保されたものの、9月以降の低日照により登熟不良となり、収量減となった例が多くみられました。適正な施肥量、栽植密度等により適正な生育量の確保に努めましょう。
  2. 水管理の徹底
    分げつ期〜幼穂形成期の期間は常時灌水をせず、間断灌漑を行い根の活力維持に努めましょう。また、高温時は可能であれば掛け流し灌水が望ましいです。
  3. 早植えを避けましょう
    ヒノヒカリの高温登熟障害(白未熟粒等の発生)の対策として6月15日以降(目標6月20日頃)に移植を行いましょう。本年度は登熟期の高温は回避できましたが、高温が予想される場合には基肥一発肥料の肥料切れに注意し、稲の生育状況(葉色等)に応じて追肥を行いましょう。
  4. 病害虫防除
    ジャンボタニシ対策として、次年度の発生量をできるだけ減らすために、冬期(12〜2月)に2回程度圃場を耕耘し、土中で越冬しているジャンボタニシを寒さにさらし、できるだけ死滅させましょう。用水路内で越冬するものも多いので、用水路の掃除も効果的です。また、水稲移植後は取水口・排水口に2cm以下の金網を設置し、その外側にゴミが詰まらないように目の粗い網を設置し、用水路からの侵入を防ぎましょう。移植後20日間は水深が4cmを超えると被害が出やすいので、できるだけ浅水管理をしてください。必要なら捕殺、薬剤防除を行ってください。
    早生種ではカメムシによる斑点米、中晩生種では出穂期以降の低日照、断続的な降雨等による穂いもち、もみ枯細菌病等が比較的多く発生しました。出穂前後の防除を徹底しましょう。
    稲こうじ病の発生が多かったほ場は、胞子が落下し翌年の発生源となります。多肥で葉色が濃い、出穂前20日間が低温多雨等の場合は発生が助長されますので、発生が懸念される場合は登録薬剤を出穂2〜3週間前に散布しましょう。

備南広域農業普及指導センター
広報誌「なごみ」2016年12月号掲載


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