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2016.11.15 更新

園芸冬季菜園管理


冬は野菜の生長が緩慢になりますが、この期間の管理を怠っては良品は収穫できません。今号では冬の野菜の管理について説明します。

〇ダイコン

品種や播種時期により異なりますが、播種後70〜100日で収穫期となります。収穫が遅れるとス入りになるので適期収穫をしましょう。また、収穫期が厳寒期になる場合は寒害を受ける場合があるので不織布をべた掛けします。

〇ニンジン

3寸ニンジンは発芽後60〜90日、5寸ニンジンは90〜120日、長根種は120〜140日くらいで収穫となります。株元が地割れしだしたころに数本抜きとり、肥大具合を確認して適期に収穫しましょう。

次に、ニンジンや大根の生理障害について説明します。収穫物に異常が見られたら、何が原因で起こったのか次の事例を参考にしてください。

又根
〈又根〉

主根が未熟有機物や化学肥料の塊などにあたり、損傷・枯死し、発生した側根が肥大して又根になります。とくに未熟有機物の施用は、ニンジン栽培においてハイリスクです。有機物は十分腐熟させてから施用するようにしましょう。

裂根
〈裂根〉

収穫前の急激な肥大が原因で芯部の肥大に肉部の肥大が追い付かなかった場合に裂根します。対策として土壌の水分管理を適切に行うことと、肥料を適期に施すことが挙げられます。生育前半に土壌が乾燥すると根の表面が硬くなり、初期生育も悪くなります。その後土壌が加湿になると根が急激に肥大するため、硬くなった表面が割れます。追肥が遅くなると収穫前に肥料が効くため、根の生育のバランスが崩れて割れます。止め肥は本葉5〜6枚頃に施用して下さい。また、土壌の物理性を改善し、排水性・保水性のよい土壌にすることも大切です。

〇ホウレンソウ

ハクサイダニの吸汁被害株

厳寒期には、不織布やビニールで防寒をし、品質の低下を防ぎます。ただし、高温過湿にならないように随時換気をしてください。草丈が20cm以上になったら収穫適期です。

また、ホウレンソウには低温期に活動するハクサイダニが発生する場合があります。このダニは黒い胴体に赤い脚を持っています。ダニに吸汁されると、加害痕が灰色〜銀色に変色し萎凋します。アディオン乳剤で防除して下さい。被害の大きい株は、株ごと圃場外で処分して下さい。

〇露地イチゴ

12月〜1月にしっかり低温にあわせ、休眠を打破します。休眠が覚め、新芽が動きだす2月中下旬に有機化成を10平方メートルあたり300g施し、十分灌水してからマルチングをします。古葉、病葉などは早めに除去しましょう。

〇タマネギ

冬期間、乾燥させないことと、肥料切れさせないことが抽苔防止のために重要です。一発肥料を使ってない場合、12月中下旬には必ず越冬肥えを施用しましょう。

〇白ネギ

ネギの生長点

冬どりは遅くても3月頃までに収穫します。軟白にはおよそ30日かかりますので、収穫予定日から逆算して30日前に止め肥を施し、止め土(最後の土寄せ)をします。軟白長の目標は25〜30cmです。土が足りない場合はもみ殻を混ぜて増量してください。止め土では伸長を止めるため、生長点も埋めます。株間に土を隙間なく入れることで、色ボケ防止になり、葉鞘部と葉身部のコントラストが美しくなり、商品価値が上がります。


営農部 高本 翔太
広報誌「なごみ」2016年11月号掲載


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