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2016.10.14 更新

果樹果樹の植え付け


秋季から始まる果樹の植え付け方法について説明します。

◎樹種及び品種

先ず、地域の気象条件に適合した樹種を選択する必要があります。

果樹には冬期落葉するモモ・ブドウ・ナシ等の落葉果樹と、一年中葉が有る柑橘類のミカン等の常緑果樹があります。落葉果樹は県内全域で栽培が可能ですが、常緑果樹の柑橘類は低温に対して弱いため、冬期に凍霜害が発生しない地域が適します。

次に、樹種によっては自家不和合性のため自分の花粉では結実率が劣る性質があり、また、モモでは花粉を有しない品種もあります。そのような樹種・品種では受粉樹を混植する必要があります。

◎植え付け時期

落葉果樹は11月中旬から12月中旬に植え付ける秋植えと、3月上旬から4月上旬に植え付ける春植えがあります。南部の、冬に凍結しない温暖な地域では秋植えをします。冬に凍結が心配される地域では、春まで苗木を仮植えし、凍霜害の心配がなくなってから植え付けます。

常緑果樹は3月下旬〜4月中旬の春植え、または、梅雨期に植え付けます。

◎仮植え

仮植えする場所は堆肥等の有機物が無い砂地かマサ土で、湿害や過乾燥、土壌病害が無い場所を選択します。

先ず、土が乾いている場合は潅水を行ってから溝を掘り、斜めに1本ずつ仮植えします。次に、接ぎ木部が土に埋まるように、また、根と土が密着するように覆土し、乾燥しないようにワラ等で覆います。冬季、土が乾いたときは潅水します。(図1)

図1 仮植えの例

◎植え付け方法

【植え穴の準備】

植え付けの場所は排水の良い、日照時間の長い、南向きの緩傾斜地が適しています。また、紋羽病等の土壌病害が発生した場所やモモでは連作地を避けましょう。

先ず、樹種にあった栽植距離(例えばブドウでは6〜8m、モモでは8〜10m、常緑果樹では4m)を十分とり、植え穴の場所を決めます。植え付け1か月前までに直径2m程度、深さ30cm程度の植え穴を掘り、苦土石灰・ようりん・完熟堆肥等と混和し、よく馴染ませておきます。粘土質土壌であれば、土壌条件向上のためにピートモスやパーライトを加用します。この時有機肥料や化成肥料を施用する必要はありません。

【苗木の準備】

根に付いた余分な土を洗い流し、根の傷んだ部分は健全な部分で切り戻します。さらに、根が乾燥しないように十分給水させておきます。

【植え付け】

土がしまってくると苗木が沈むので、沈まないように20〜30cm程度土を盛り、その中央に倒れないように支柱を立て、苗を添えて置き、誘引します。根は交差しないように四方に広げ土を薄く掛け、手で軽く押さえます。接ぎ木部が地表に出るよう浅植えにします。次に、十分に潅水し、株元を稲ワラ等で覆い、土の乾燥と雑草の発生を防ぎます。(図2)

図2 植え付け
【苗木の切り返し】

切り返した所の下の芽から強い新芽が出て主枝候補枝となるので、切り返しの位置は重要です。

モモ・カキ・ナシ等は地際から40〜50cmの所で、ブドウは5芽で切り返します。

常緑果樹は接ぎ木部の上30cmの所で切り返します。

◎植え付け後の管理

若木の間は潅水をこまめに行い、生育状態を見ながら施肥を行いましょう。ただし、あまり枝を太らせ過ぎるとよくありません。また、雑草も茂らせると成長に影響するため、除草しましょう。

若木の育成に失敗する原因は①潅水の不足 ②雑草に養水分を奪われる ③病虫害が殆どですので注意しましょう。


営農部 井内 祥晃
広報誌「なごみ」2016年10月号掲載


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