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2016.10.14 更新

園芸タマネギの植え付けと べと病防除


◎植え付け準備

圃場は、日当たり・排水性がよく、灌水のできる圃場を選びましょう。

定植1〜2週間前に基肥等を施し、耕耘・畝立てを行いましょう。(表1)

表1 基肥と追肥の目安

畝幅は、4条植えで120〜130cmとします。

基肥は、リン酸と石灰類を重点に施用し、根張り確保に努めましょう。リン酸が不足すると根の発達が悪くなり、越冬率も低下します。

◎苗の大きさ

育苗日数50〜60日で、生葉数3〜4枚、葉鞘基部の直径6〜7mm、苗重4〜6gで根張りのよい苗が目安です。(図1)

図1 定植適期苗と植付けの深さ

大苗を植えると、抽苔や分球が起こりやすくなります。反対に小苗を植えると越冬率が低くなるため、収量低下の原因になります。

ただし、適期苗でも冬場の肥料不足や極端な乾燥などストレスがかかると抽苔しやすくなりますので注意しましょう。

◎植え付け

定植は、平均気温8〜10℃の頃に行います。極早生・早生で11月上中旬、中生・中晩生で11月中下旬に定植します。

株間10〜12cm、条間20〜25cmの2〜4条植えにします。畝の高さは15cmですが、排水性の悪い圃場では25〜30cmの高畝にします。

茎葉を傷つけないよう注意するとともに、断根による植え痛みを少なくしましょう。断根された苗は欠株率が高くなり、球重も軽くなります。採苗前日に苗床にたっぷり灌水し根を多くつけて苗を取ることと、定植までに根を乾かさないことが重要です。

耕耘・畝立てを早く行うと土が乾きすぎ、定植後灌水が必要となったり、降雨によって定植作業に支障を生じたりする恐れがあります。定植は畝立て後、土壌が湿っているうちにしましょう。

植え付けの深さは、2.5cm位とし、根が地表面に露出しないよう注意します。(図1)深植えをすると、翌春の生育が不良になるので注意します。定植時に株元の土をしっかり鎮圧すると活着がよくなり、乾燥抑制にもなります。

◎追肥

12月下旬から2月の追肥は根張りの促進と抽苔の抑制、止肥は春先の肥大を目的に行います。

極早生・早生…1回目を12月下旬〜1月上旬、止肥を2月中旬に施します。

中生・中晩生…1回目を1月中旬、2回目を2月中旬、止肥を3月上旬に施します。4月以降の追肥は腐敗を増加させるので遅れないようにしましょう。

◎べと病防除

べと病は、タマネギの病害で最も恐ろしい病気です。今春の大発生は記憶に新しいと思います。

前作で、べと病にかかった圃場にはなるべく定植しないようにしましょう。

前年の秋に、苗床や本圃で感染した株が発生源となることから、育苗期間の防除を徹底し、秋の感染を防ぎましょう。

2月頃になると、葉身が湾曲したタマネギを見ることがあります。これが越冬罹病株です。(図2)

図2 越冬罹病株

3月下旬までに抜き取り、焼却するか土中深く埋め、感染が拡大しないようにしましょう。また、本圃で定植後に感染した越冬罹病株は、3月中旬頃から周囲の株へ二次感染していき、4〜5月に発生が最も多くなります。防除は、苗床で1回、定植後年内に1回ジマンダイセン水和剤400〜600倍を散布します。

べと病は気温15℃以上・温暖多雨で多発するので、3月からランマンフロアブルやプロポーズ顆粒水和剤、リドミルゴールドMZ等を降雨の晴れ間を見計らって散布し、防除を徹底しましょう。タマネギは農薬がつきにくいため、農薬には展着剤を加用し、株全体が濡れるようムラなく散布しましょう。


営農部 高見 俊一
広報誌「なごみ」2016年10月号掲載


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