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2016.09.15 更新

水稲9〜10月の水稲管理


当JAでは、多くの地域が9月〜10月にかけて水稲の収穫作業となってきます。

●水管理

圃場の水を落とすのは、一般には出穂後30〜35日で、これは玄米の肥大が出穂後30日頃まで続くといわれているためです。圃場の状況に合わせて収穫作業に支障のないようにします。水持ちの悪い圃場ではやや遅めにします。早期落水をすると登熟期後半に脱水状態になり、白未熟粒、くず米、枯れ熟れによる胴割れ米や茶米が増加するためです。ただし、土用干しが十分にできなかった圃場や排水性の悪い圃場では、早めの落水も必要です。また、落水後に高温乾燥が続き降雨が少なく圃場が乾きすぎるようであれば、走水で水分補給をしていく必要があります。

●病害虫防除

岡山県が発表した病害虫発生予報によると、紋枯病の発生量は「やや多」となっています。なお、卜ビイロウンカ(秋ウンカ)の発生時期は「並」、発生量は「並」です。

紋枯れ病については一昨年、昨年と2年続けて注意報ないし警報が発せられています。

卜ビイロウンカについては、過去の苦い経験はまだ色あせていない状況です。葉色が濃かった場所や乾きが悪い場所は再確認しておきましょう。さらに、9月下旬から10月上旬が高温になると、卜ビイロウンカによる被害面積が広がる恐れがあります。

ウンカ類は株元に集中します。株元まで観察して病害虫早期発見と早期防除に努めましょう。

 

収穫間近の薬剤使用では、使用時期、使用回数に注意を要します。

●収穫

収穫時期の判定は重要なことです。収穫時期の適否は米の品質を左右する一要因といっても過言ではありません。刈り取りの目安は穂の青味率、出穂後の積算気温、出穂後日数や籾水分から総合的に判断します(表1・2)。

表1 収穫適期の判定基準
表2 品種別収穫適期の目安

●刈り取り時の注意

手刈りやバインダーでは籾水分に関係ないですが、自脱型コンバインなどでは、籾水分25%以下では損傷はないですが、それ以上の水分でこぎ胴や搬送部の回転数が高すぎると籾の損傷を招き、玄米品質の低下につながります(表2)。

早刈は乾燥作業の水分ムラの原因につながります。また、刈取時刻も朝露が乾く10時頃から開始すると安心です。

稲が倒伏した圃場では、降雨後の乾燥が遅いため穂発芽の発生も懸念されます。圃場の状態を見極め、早めに収穫しましょう。また、収穫後高水分の籾をたい積放置すると発酵米の発生につながります。刈取り後は速やかに乾燥機に投入することが重要です。

●乾燥時の注意

仕上げの玄米水分は14.5〜15.0%にします。14.0%以下の玄米は過乾燥米とされ、玄米品質及び食味が劣ることが明らかになっています。乾燥機の利用にあたっては、このことを理解した上で作業することが大切です。

籾温度の許容上限は、乾燥中に発生する胴割れ率、発芽歩合(活力)、光沢など品質保持からみた場合、35℃程度と考えられます。また、食味からみた場合、39℃以下が望ましいようです。このことから、乾燥作業にあたって、籾の初期水分を低く、乾燥速度(毎時乾減率)を小さくし、さらに、生籾が18%程度まで乾燥した時点で一時中断し、一次貯留後に再び乾燥、仕上げる休止乾燥法(二次乾燥法)が有効です。

《水田雑草で悩まされた方》

クログワイなどは地下に塊茎を形成して毎年発生し、悩みの種となっています。こうした植物は塊茎を形成させないか、確実に枯らすことが重要です。収穫後除草剤を使用して根や塊茎を減らします(例えば、クログワイの場合、草丈20cm以上でラウンドアップを十分に散布します)。

主な薬剤はラウンドアップマックスロード、草枯らしMIC、サンダーボルト007、タッチダウンiQ、クロレートS、クロレートSL、デゾレートAZ粒剤などが挙げられます。使用時期、使用方法等に十分注意して散布してください。


営農部 本田 隆志
広報誌「なごみ」2016年9月号掲載


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