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2016.05.15 更新

園芸オクラの栽培


オクラは切ると粘りが出てきます。この粘りのもとは食物繊維のペクチンと糖タンパク質のムチンです。血中のコレステロールを減らし、整腸効果や消化器を粘膜で覆って保護する効果があり、夏のスタミナ野菜として知られています。

東北アフリカ原産の高温性作物(昼間25〜30℃、夜間20〜23℃が適温)なので、当地域では5月中旬頃に播種し、寒くなる10月中旬頃まで収穫できます。

オクラは、5角莢種が一般的に栽培されていますが、他にも15cm程度の長さになっても硬くなりにくい丸莢種や、莢が紫紅色の赤オクラ、花を食べる花オクラがあります。

1.圃場の準備

播種2週間前までに10平方メートル当たり堆肥20〜30kg、石灰質資材1kgを入れて深く耕します。播種1週間前には化成肥料1kgを入れて耕し、1条植えの場合は75〜90cm、2条植えの場合は150〜160cmの幅の畝を作ります。

吸肥力が強く、肥料が多いと樹勢が旺盛になりすぎるため、前作の残効を考えて元肥を加減します。

2.播種

播種は地温が15℃以上になってから行います。オクラの種皮は厚く、そのままでは発芽しにくいので、1晩水に浸してから播種すると発芽しやすいです。

また、オクラは直根性であるため、直播きにするのが望ましいです。株間は30〜40cmとして、1カ所に3粒播き、1cmの厚さに覆土します。なお、近年では株間15〜20cmで5粒播きの超密植にして側枝の発生を抑え、主枝中心の栽培を行うと収穫量が増える栽培が増加しています。

3.管理

発芽初期は多湿に弱いので、潅水には注意します。本葉4〜5枚の頃、茎葉の奇形、生育の遅れ、病気・害虫に侵されているもののみを間引きます。

超密植栽培の場合は草丈が伸びるので、畝の両側に1.5m毎に支柱を立て、地際から1m程度の高さにマイカー線等を張り、倒伏防止に努めます。

夏季には温度が上がるため、稲わらや刈草を厚く敷き、地温の上昇を防ぎます。また、土壌が乾き過ぎる時には潅水を行います。

草勢の判断は、葉の大きさや開花位置によって行います。追肥は草勢や葉色に応じて行いますが、超密植栽培の場合は肥切れがおこりやすいので、早めに速効性の化成肥料を施用します。また、風通しを良くし、病害虫の発生を防ぐために、収穫した所より下の葉を早めに摘葉します。(図)

図 草勢判断と摘葉

4.生理障害

草勢が強すぎたり、逆に、なり疲れで草勢が低下したりしたときには、「イボ果」や「曲がり果(カメムシの被害でもなります)」が発生しやすくなります。また、日照不足、乾燥、過湿などのストレス条件でも発生するので、潅水、追肥、適期収穫に注意して管理して下さい。

5.病害虫

病害虫は、生育初期に過湿状態にあると立枯病が、連作をすると半身萎凋病やネコブセンチュウが発生しやすいです。また、アブラムシやカメムシ、葉を食べるフタトガリコヤガなどの害が目立ちます。

6.収穫

収穫は5角オクラでは莢の長さが8〜10cm、丸オクラでは15cmまでに行います。収穫が遅れると莢が硬化するので、若採りを心がけましょう。

開花後、収穫までの日数は6月では7日、7月では4日、8月では3日、9月では5日を目安とします。


営農部 橋本 忠幸
広報誌「なごみ」2016年5月号掲載


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