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営農情報

2016.03.15 更新

水稲水稲栽培における水管理


1.田植え後の管理

田植え後から活着期(新しい葉が出る)までは、湛水状態とします。

○除草剤の効果を十分発揮させるためには、散布後は、できるだけ湛水状態を保ち、田面が露出しないようにひたひた水になったら、足し水を行います。

掛け流しかんがいは絶対行わない。

○有機物の分解等でガスが発生し、根腐れ状態にあるときは、落水して小さなひび割れ程度に軽く干して、再び湛水状態にします。

2.分げつ期の管理

高温の場合は、落水状態とするか、水温が低い用水で掛け流しします。

県南部では、分げつ期の温度が適温より高くなるため、間断かんがいを基本としつつ、高温時には落水状態とするか水温の低い用水で掛け流しして水温・地温の上がりすぎを防ぎます。

また、曇天時には浅水管理とし、温度較差の確保を図ります。

◎稲の分げつは、温度が高く、昼夜の温度較差が大きいほど増加が早いです。

しかし、夜温が高すぎると稲体が消耗して初期の分げつが出なかったり、弱小化します。

◎充実した分げつ茎を確保するには、平均温度で23〜25℃が適温です。

○有機物の分解等でガスが発生し、根腐れの恐れがある場合は、落水して小さなひび割れ(干割れ)が入る程度に軽く干して、再び湛水状態にもどします。

○通常の施肥をしていても生育が思わしくない場合は、余分な追肥を考える前に、まず、落水して様子を見るのが賢明です。

3.土用干し

○時期(無効分げつ期)

基本は、必要茎数が確保できた時期から幼穂形成期(穂肥前まで)

例1 葉色が濃く葉が垂れているような稲では、必要茎数の8割(18本/株程度)とれた時期から

例2 排水のよくない田では開始時期を早める(土用干し前に溝切り機等で排水対策する)

○目的

  1. 土壌中の還元状態を緩和し、根腐れを防ぐ
  2. 無効分げつ期の窒素の吸収を抑制する(無効分げつの抑制)
  3. 倒伏の防止、受光体勢の改善
  4. 生育後半に働く深根の発達を促す
  5. 幼穂分化期の窒素吸収を抑制し、1穂籾数を抑制して、登熟の向上を図る
  6. 土を締めて、収穫時の機械作業性を向上させる

○土用干しの強さ

足跡がつく程度から軽くひび割れが入る程度を目安とします。

例1 葉色が濃く葉の垂れた稲では、強め

例2 やせ地や少肥で生育量が小さい場合には、間断かんがい程度にとどめる

4.土用干し後の入水

土用干し後の入水は、走水程度から始めて徐々に湛水に戻していきます。

○土用干しを終えて急に入水すると、土壌が急激に還元化して根腐れする場合があります。

○強く干して窒素吸収を抑えていた稲では、肥効が戻って生育を乱す恐れがあります。

表 稲作と水管理

5.土用干し後出穂開花期まで

基本的には、間断かんがいで落水期間を長めにとるか、足跡水程度に管理します。
(幼穂形成期、穂ばらみ期と出穂開花期は、浅水管理)

6.出穂開花後から成熟期まで

基本的には、間断かんがいとして、出穂開花後30日は水を切らさないようにします。
(早期落水は、米の食味を悪くするので、必ず出穂開花後30日は水を切らさない)


営農部 酒井 啓
広報誌「なごみ」2016年3月号掲載


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