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2015.11.16 更新

水稲白葉枯病について


11月も半ばになり、稲刈りもだいたいの地区では終わりを迎えたかと思います。27年は夏場の多雨と初秋の冷え込みで、成熟も少し遅れました。また、8月終わりの台風15号の影響で白葉枯(しらはがれ)病が多く発生しましたので、今回は白葉枯病について説明します。

症状について

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白葉枯病は菌が葉に感染して、葉の縁部分から黄色くなり、ジワジワと内側へ枯れていき、図1のような症状になります。強風に吹かれて葉が擦れてなる風害による葉枯れと似ていますが、白葉枯病は健全部との境界は波状となっており、そこに黄色の中毒部があります。症状が激しくなると葉全体が白化して枯死します。

感染について

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感染はカビ等ではなく病原細菌による感染です。白葉枯病の菌は、水路等に生息しているイネ科の多年生雑草の「サヤヌカグサ」の根で越冬するため、多発地帯ではそのような場所の除草も行ってください。また、被害ワラや被害モミでも越冬するので、多発田ではイネ刈取り後にワラを焼却するのも一つの方法です。

感染はイネが水分を排出する葉縁の水孔(図2)や、葉にできた傷口から侵入してくるので、低湿地帯で毎年、浸冠水になるところは常発地となります。また、台風後は葉が強風で擦れて傷ついているので、感染が多発します。

そして、白葉枯病の症状がでている場所を人間が歩くと、菌が服に付き、人間が歩いた所に感染していってしまうので、注意が必要です。

被害について

本年は感染時期が遅く、止葉に多発しましたが、例年は上位2〜4葉に感染して、葉が枯れて(図3、4)光合成ができずに登熟不良からくる千粒重の低下や腹白米・乳白米等、未熟粒が増加し、結果的に小米が多くなってしまいます。

図3 発病初期のほ場/図4 全体に発病したほ場

防除について

白葉枯病を防ぐにはルーチン(イソチアニル剤)やオリゼメート・ビルダー(プロベナゾール剤)、ブイゲット(チアジニル剤)が含まれている箱処理剤での移植時の防除が効果的です。しかし、残効も8月上中旬までしかないので、出穂3〜4週間前に本田処理剤のオリゼメート粒剤やオリブライト1キロ粒剤で予防をするしかありません。

白葉枯病発病後の防除は効果がありませんので、常発地では感染拡大に注意してください。

営農部 守屋 雄太
広報誌「なごみ」2015年11月号掲載


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