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2015.09.15 更新

水稲9〜10月の水稲管理 水管理/病害虫防除/収穫を中心に


◇水管理

農協が配布している栽培暦では、ヒノヒカリの出穂は8月27日、朝日・アケボノで9月2日となっています。この頃になると新しい根はほとんど出なくなりますから、登熟を良くするためには、収穫期までいかに根の活力を維持するのかが重要となります。

水が停滞した状況下の根は、酸素不足等で根を弱めるので、出穂後は間断かんがいを行い、根の活力維持に努めます。(栽培暦の水管理参照)

◇病害虫防除

いもち病は、稲に大きな被害をもたらす病害です。現在は、育苗箱施用効果により、苗いもちや葉いもちの発生は少なくなっていますが、薬剤の効果が低下してきたり、害虫のみの薬剤で対応した場合、発生に適した気候下では、多発するところも見られます。防除薬の施用効果など十分でない場合、特に日照量の少ない圃場や水温の低い谷間の環境で発生が多くなるようです。

いもち病の中でも最も被害の大きいのが穂いもち(穂首いもち・枝梗いもち等)で、葉いもちが多発した圃場では必ず防除しましょう。栽培暦では、出穂前の防除を重要なポイントとしています。

昨年21年ぶりに注意報が出された紋枯病はやや少とされており、また7月30日の季節情報からも、発生を助長する条件ではなさそうですが、昨年発生した圃場では伝染源が多いと思われるので注意を払い、適切な防除に努めてください。

出穂前の防除はコブノメイガや昨年・一昨年に注意報が出された秋ウンカ(トビイロウンカ)の防除時期にもなりますので、殺虫殺菌剤を含んだ農薬で行います。

いずれの害虫についても、8月が高温少雨で推移、9月も高温傾向が続く場合は増殖を助長する条件となるので注意を要します。

また、いもち病に弱い品種(朝日)を栽培している場合は、穂揃い期の防除もお勧めします。

7月30日の広島地方気象台3ヵ月予報では、9月の気温・降水量ともに平年並みですが、天気は高気圧と低気圧の影響を交互に受け数日の周期で変わるとされていますので、天候を勘案して防除してください。

  • 8月3日付病害虫発生予報第5号では、

葉いもち…やや少、穂いもち…並、紋枯れ病…やや少、白葉枯病…並、セジロウンカ…並、トビイロウンカ…並、コブノメイガ…やや少、イチモンジセセリ(ツトムシ)…並、カメムシ類…やや少、と予報されています。

薬剤は栽培暦を参照の上、各支店においてご相談ください。

図 いもち病の各部位の呼び方

◇収穫

適期の収穫は米の品質向上に欠かせません。収穫時期の判定は(1)穂の青味籾率、(2)出穂後日数、(3)出穂後の積算気温を総合的に判断して行います。

  • 青味籾率…平均的な穂を2〜3本抜き取って籾を手でこぎ落とし、不稔籾を除いたあと少しでも青味の残っている籾の割合をいいます。中生種(ヒノヒカリ等)は青味籾率20〜25%が収穫時期とされています。
  • 出穂期…水田全体の4〜5割が出穂したときです。
  • 出穂…穂の先端の籾の一部が止葉の葉鞘から姿を見せ始めた状態のことです。穂が止葉に隠れている場合が多いので注意しましょう。
  • 出穂後日数…出穂した日からの日数です。中生種は38日〜45日とされています。
  • 出穂後の積算気温…出穂から毎日の平均気温を足していったもので、中生種では950〜1100℃とされています。

また、熟れ色からの判断では、早生種や中生種は、穂軸は熟れず籾が先に黄色くなります。穂軸が黄色くなるのを待つと刈り遅れになりますので注意してください。

  • 収穫時の籾の取り扱い

収穫した籾は水分も高く、長時間の放置は、急激な品質低下や「変質米」の原因となり、特に早刈りは高水分のため「発酵米」になりやすいです。

収穫作業は天候等に左右され、作業に余裕がなくなる事態に陥りがちです。計画的に収穫を行い、速やかな乾燥作業に努めましょう。

営農部 本田 隆志
広報誌「なごみ」2015年9月号掲載


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