JA岡山西

好奇心がエネルギーあなたと私のJA岡山西




営農事業

営農情報

2015.07.15 更新

水稲水稲の栽培管理


7月下旬〜8月上旬は、早生品種のあきたこまちやコシヒカリでは、出穂期〜登熟初期で、中生品種のきぬむすめやヒノヒカリ、晩生品種の朝日やアケボノは、穂づくり〜稲の体づくりの時期です。

〈早生品種〉

病害虫防除

いもち病の防除は、葉いもち病の発生の有無、稲の生育状況および気象条件を考慮して、穂首・枝梗いもち病の防除は、的確に行うことが重要です。

特に、早生品種の品質低下の大きな要因は、カメムシによる斑点米です。そのため、出穂前後の防除は必ず行ってください。

具体的には、出穂前にイッカツエース粉剤DLかハスラーS粉剤DLを10a当たり3〜4kg散布し、その後7日から10日後に(穂首出揃期)にビームキラップジョーカー粉剤DLを10a当たり4kg散布してください。

水管理

土用干し(中干し)以降は、急な深水管理にしないで、浅水の間断灌漑で、根の健全化を確保することが大切です。出穂・開花期は花水と呼ばれており、浅水管理とします。以後は間断潅漑を行い、落水は出穂後30日から35日を目安に行いましょう。

〈中生・晩生品種〉

病害虫防除

水稲の箱施用剤によって初中期の防除が行われていますが、本田で病害虫の発生を確認したら、適宜防除を行いましょう。

次に、出穂前後の病害虫防除ですが、水稲の収量や品質の低下に大きく影響しますので、出穂前にイッカツエース粉剤DLかハスラーS粉剤DLを、出穂後は、ブラシンジョーカー粉剤DLを散布しましょう。

水管理

土用干し(中干し)の基本は、目標茎数を確保できたら行います。

中生品種では7月中旬頃、晩生品種では7月下旬が土用干しの時期です。また、土用干しの強さは、土壌の質によって異なりますが、足跡がつく程度から軽くひび割れが入る程度が目安です。

その後は、走水を1〜2回行って、湛水状態にします。

そして、後半の重要な水管理として幼穂形成期〜出穂期にかけては、浅水を基本に時々落水して根に酸素供給します。この頃は、常に田を乾かさないように注意します。出穂・開花期は花水と呼ばれており、浅水管理とします。その後は間断潅漑を行い、落水は出穂後30日から35日を目安に行いましょう。

穂肥

中生品種では、一回省力施肥以外の肥料では、幼穂形成が行われる7月末(きぬむすめ)、8月初め(ヒノヒカリ)が穂肥の時期になります。

晩生品種では、アケボノは8月8日頃、朝日は8月10日以降を目安とします。

施肥量は、葉色を確認して、葉の色が薄い場合や濃い場合は、栽培ごよみの施肥例の量を参考に増減します。

【参考】
水温の高低と根の状態

図1は水温を昼間は高温(37℃)と適温(31℃)に、夜間は高温と適温と低温(24℃)にそれぞれ保ち、水温の違いが稲の根に与える影響を調べたものです。

  1. 昼間だけを高水温に保った場合も、夜間だけ高水温に保った場合もともに悪影響があるが、とくに昼夜間を通じて、高水温に保った場合に最も稲の生育が悪く根腐れも多くて、高水温の障害が大きい。
  2. 次に昼間は高水温であっても、夜間の水温が適温ないし低温であれば、昼間の高水温の悪影響は相当緩和され、高水温の障害の度合いが低くなる。
  3. 昼間の水温が適温であれば、夜間に水温が高くても、夜間の高水温の障害はかなり低減される。
  4. 夜間の水温を適温に保った場合と低温に保った場合とではそれほどの差はない。

この試験から、田植え活着後から有効分げつ期頃までは、水田の水温が高くても障害はほとんど認められないが、幼穂形成期から穂ばらみ期にかけての穂の発育期間に水温が高すぎると根が傷みやすく、高水温の被害が大きいと言われています。

図1 水温の高低と根の状態(馬場氏)

営農部 酒井 啓
広報誌「なごみ」2015年7月号掲載


このページのトップへ

 

HOMEトピックスお知らせ・新着情報イベント・相談会地域の話題事業案内特産品直売所店舗案内レシピ広報誌女性部
JA岡山西について個人情報保護方針情報セキュリティ基本方針金融商品の勧誘方針お問い合わせサイトマップ関連リンク

Copyright (C) 2017 JA-Okayama-Nishi,Allrights Reserved.