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2015.03.16 更新

水稲水稲栽培の準備について


だんだん暖かくなり、早い地区ではあと1か月で籾播きの準備が始まります。今回は稚苗田植えの籾播きから苗箱での育苗までのポイントを説明します。

種籾の準備

種籾は残らないように準備をする必要があります。ゆとりをもって計算すると、一般的に稚苗の場合1反に20枚の苗箱が必要になります。1箱当たりの播く籾の量は催芽籾で180gなので、乾籾計算だと150gとなり、1反に必要な籾は20箱×150gで3kgとなります。したがって、比重選を行うと2割ぐらい浮いてしまうので、準備する種籾は1反に約4kg必要です。

種籾の消毒

健全な稲を作るには種籾の段階で病気を防除しないといけません。消毒方法は、種籾5kgに対して水10ℓを用意し、その中にスミチオン乳剤10 mlをよく溶かした後、テクリードCフロアブル50 mlを加えよく溶かします。そして、出来上がった消毒液に種籾を24時間浸けます。(薬が沈まないように、1〜2回水をかく拌させます。)

※消毒液は、魚毒が強いので池や川に流さないようにしましょう。

消毒が終わったら、日陰で水切りして乾かします。次に浸種・催芽を行います。

また病気の感染は苗箱からも感染するので播種をする前には必ずイチバン乳剤で苗箱を浸けて殺菌消毒を行いましょう。

播種

播種から田植えまでの15〜20日間がその年の水稲の出来具合を決めます。播種日についても田植えの予定日から生育期間を逆算して日程を決めます。

育苗用の培土については、表1のように種類があるので栽培方法に適した培土を使用しましょう。

図3

生育段階の管理

○出芽期

播種後、芽が出るまでを出芽期と言い、30℃〜32℃が適温です。目安は3〜4日間ですが、出芽長が1cmぐらいになったら緑化期に移行しましょう。

○緑化期

苗を光に慣らす時期で、適温は昼間20〜25℃、夜間15〜20℃です。

高温管理は苗を徒長させるので注意が必要です。日中気温が高くなる場合はトンネルを開け、気温が下がる夕方には閉めて調整を行います。

○硬化期

苗を外気に慣らし、抵抗力を強くする時期です。日中はトンネルを除去し、夜間も初期や低温・強風時以外は覆わないようにしましょう。灌水は1日1回午前中に行いますが、床土が乾き、葉がしおれる場合は、もう一回灌水を行いましょう。過度の灌水は根がらみを悪くしたり、徒長させたりするなど、苗質を低下させるので注意が必要です。

育苗期の管理

育苗期は温度の管理不足や消毒がうまくできてないと病気が発生してしまいます。早期発見早期防除は病気が広がらない健全育苗の基本となります。

○苗立枯病

苗立枯病といっても症状や発生原因は一つではありません。生育が悪かったり、地際や土の中の籾にカビが発生していたら、苗立枯病の可能性がありますので、早期発見に努め、適切な防除につなげましょう。

○苗やけ

育苗ハウス(トンネル)内の温度が高いと発生しやすいので、温度が上がりすぎないように天気予報等で気温、天候に注意してください。

○ムレ苗

低温多湿で根が弱った後の高温時に発病しやすいです。急に葉が巻いて萎れます。地際は腐らず、引っ張ると根と一緒に抜け、臭い匂いがします。

育苗やそれ以降の管理も農協の栽培ごよみ『おいしい「お米」のつくりかた』に載っていますので、参考にしてください。

営農部 守屋 雄太
広報誌「なごみ」2015年3月号掲載


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