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2014.11.15 更新

果樹果樹苗木の植付け


果樹にはモモやブドウなどの落葉果樹と、ミカンなどの常緑果樹があります。

落葉果樹の植付けは11月中旬〜12月中旬に植付けをする秋植えと、生育開始前の3月上旬〜4月上旬に植付けをする春植えに分けられます。

南部の冬凍結の恐れのない地域では秋植えをした方が春の生育が良いですが、冬期の冷え込みや乾燥が厳しい地域では、苗木を春まで仮植えし、凍害の心配のない春植えをします。

常緑果樹は3月下旬〜4月中旬の春植えまたは、梅雨期の定植をします。

◆仮植えの方法【図1】

過湿、過乾燥、土壌病害が無い場所を選びます。

斜めに仮植えできるように溝を掘り、一本一本ていねいに仮植えをしていきます。苗木の接ぎ木部分が土中に埋まるように覆土して、根と土が密着するように覆土し、乾燥しないようにワラ等で覆います。

図1 仮植えの例

◆植付け方【図2】

1.植え穴の準備

植え付ける場所を決めておき、植付け1ケ月前までに直径2m程度、深さ30cm程度の植え穴を掘り、苦土石灰・ようりん・完熟堆肥等と混和しよくなじませておきます。土壌条件によってはピートモス、パーライトを追加します。

2.苗木の準備

根についた余分な土は洗い流し、根の傷んだ部分は切り返し健全な部分まで戻すと新根の発根がよくなります。根が乾燥しないようにしっかりと吸水させておきます。

3.定植方法

土がしまってくると沈み込みますので、沈み込まないように台を作り植付けをしていきます。根が交差しないように四方に広げ土を軽くかぶせ鎮圧します(注意:踏み固めるのはよくありません)。必ず接ぎ木部分が地表に出るよう浅植えにします。倒れないように支柱を立てて誘引し、十分に潅水して、株元に稲ワラなどを覆い、土壌の乾燥を防ぐとともに、雑草の発生を防ぎます。

4.苗木の切り返し

切り返したすぐ下の芽から勢いの良い新芽が発生し、主枝候補枝となるので苗木の切り返し位置は将来の主幹の長さと、樹形に関係します。モモ・カキ・ナシ等は地際から40〜50cmの所から切り返します。ブドウの場合は5芽で切り返しします。

常緑樹は植え穴の準備、苗木の準備、定植方法は落葉果樹と同様としますが、苗木の切り返しは長く伸びているところを切り返す程度で、強く切らないようにします。

5.定植後の管理

若木の内は潅水をこまめにして、生長の具合を見ながら追肥等も行いましょう。生長に伴って支柱に誘引した紐が苗木に食い込まないように注意しましょう。雑草等も成長の妨げになるので取り除くようにしましょう。

図2 栽植方法

営農部 髙谷 昌義
広報誌「なごみ」2014年11月号掲載


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