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2014.10.15 更新

果樹落葉果樹の収穫後の管理


収穫後の落葉果樹は1年間の中でも最も養分が少なく、疲れ切った状態になっています。

今年も、1〜3月が低温で推移して、初期の開花・発芽が昨年よりやや遅れました。モモにおいては、新根の発生も遅れ、発根量が著しく抑制されたり、胴枯れ病の発生も見られたりするなど、病害虫の被害もありました。また、白鳳や清水白桃では収穫量も多く、そのうえ8月の低日照・長雨により、根が傷み、次年度への影響が大変心配されます。礼肥は施用されたと思いますが、次の作業を終えて、さらに樹体回復を計りましょう。

【基肥の施用】

8月から10月にかけて新根の活動が盛んですので、基肥を遅くならないように施用して、樹体内へ栄養を多く貯蔵しましょう。

基肥の施用時に土壌が乾燥状態であれば潅水して、肥効の促進を計りましょう。

◆モモ

基肥の施用がまだ済んでいない場合は、速やかに緩効性肥料を10a当たり窒素成分で2kg程度を施用しましょう。

◆ブドウ(ピオーネ)

簡易被覆栽培では、10月中に緩効性肥料を10a当たり窒素成分で4〜5kgを施用しましょう。

◆温室ブドウ

10月中に、緩効性肥料を10a当たり窒素成分で2kg程度を樹勢に合わせて施用しましょう。

◆ナシ

新高梨・愛宕梨等の晩性品種については、収穫直前に速効性肥料を10a当たり窒素成分で2kg程度を施用しましょう。

【病害虫防除】

◆モモ

せん孔細菌病の発生が問題となる園で9月下旬のICボルドー412の50倍液の散布が出来ていない園では、速やかに散布をしましょう。

◆ブドウ

クワコナカイガラムシの発生が問題となる園では、収穫後速やかに、スプラサイド水和剤1500倍液を散布しましょう。

◆温室ブドウ

収穫後もトビイロトラガの発生が問題となる場合、モスピラン顆粒水溶剤2000倍液で防除しましょう。

【物理性の改善】

根の活力を高めるためには、土壌を柔らかくして排水を良くし、土壌中の酸素量を多くすることが大切です。明渠、暗渠と部分深耕等で根を切り過ぎない程度に、速やかに実施しましょう。

また、堆肥の施用も物理性の改善に効果がありますので、完熟した堆肥を10a当たり1〜2tを10月中に施用しましょう。

【科学性の改善】

不適正なpHの高低園が見られ、微量要素欠乏など各種障害の発生原因となっています。土壌診断に基づいて石灰質肥料等の施用により改善しましょう。

表 果樹の好適酸度

種類 土壌酸度
ブドウ 6.0~7.0
モモ 5.5~6.0
ナシ 5.5~6.5
カキ 6.0~6.8

果樹栽培指針より

【苗木の植栽】

植栽時期から秋植えと春植えがありますが、寒冷地では春植えをします。秋植えは11〜12月、春植えは3月に行います。

また、改植は将来的な計画に基づいて行いましょう。

イラスト

【その他】

来年度の栽培への準備が始まります。今年の着果量、着色・糖度等の品質、葉色、枝梢の停止時期、徒長枝の発生、樹の受光状態、病害虫や生理障害の発生等を振り返り、来年度の栽培の目標や計画を立てましょう。あわせて、健康管理に留意して頑張ってください。


営農部 井内 祥晃
広報誌「なごみ」2014年10月号掲載


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