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2014.09.12 更新

園芸シャクヤクの株分けと植え替え


数年前までよく咲いていたシャクヤクが近頃葉は茂っていても花が咲かなくなったという相談をよく受けます。今回はシャクヤクの管理について紹介します。

〈株分けの適期〉

秋の気配がしてやや涼しくなった9月下旬頃には太いゴボウ根から細い細根が伸び始めるようになります。この時期が株分け・移植の適期です。秋遅くなって株分けするとせっかく出てきた細根を痛めてしまうのでよくありません。最もよくないのは春に芽が出た後の株分けですので注意して下さい。

〈株分けの方法〉

根は折れやすいので、できる限り根先まで丁寧に株を掘り上げます。掘り上げた株は1株に3〜5芽残る程度に、分けやすい所を剪定ばさみで切断します(図1参照)。

根はもろいので手で裂き分けることもできます。昔は刃物を使うことを嫌っていましたが鋏やナイフを使ってもかまいません。掘り取った根は乾燥させないようにして、植えつけにとりかかります。

図1 シャクヤクの株分け

〈植えつけについて〉

一度植えつけると数年は栽培を続けますので、日当たりの良い(西日の当たらない)、耕土が深い、排水が良い、適度に水分のある場所を選びます。

1か所に植える場合、直径60cm、深さ30cm位の穴を掘ります。沢山の株を植えつける場合は植え溝を掘り、60cm間隔に植えつけていきます。

掘り上げた土に1株当たり腐葉土又は堆肥1〜2袋と苦土石灰1握りを混ぜます。基肥は植穴の下層土に有機入り化成肥料(窒素8%程度)を3握り程度混ぜておきます。

根が肥料に直接当たらないように基肥の上に間土を3〜5cmぐらい盛ってから株を置きます。掘り上げた土を根の間にも詰めていきます。芽の上3〜5cmに覆土がかかるようにします(図2参照)。

図2 植え付け

〈植えつけてからの管理〉

植えつけた次の年は株養成に努め、開花させないようにします。

その後は、1株で2〜3本開花させて、他の蕾は摘み取ります。5年目以降になると立った茎の2/3を開花させていきます。全部開花させていくと株が早く弱っていきますので注意して下さい。

〈施肥〉

多肥を好みます。春の萌芽前、開花後、秋は葉が枯れ始めた頃に各々1株に1握り程度有機入り化成肥料を与えます。

〈切り花の時の注意〉

地際から切り取ると翌年咲かなくなります。基本的には下葉2〜3枚残して切り花するようにしましょう。大株の場合、間引きの意味で株元から切り取ることもあります。

〈秋の茎葉の刈込み〉

10月頃葉が黄ばんできます。茎や葉が十分枯れてから地際から刈り取ります。葉が青いうちに刈り込んではいけません。

〈病害虫防除〉

葉に斑点病や炭そ病、葉が白くなるうどんこ病が発生します。害虫はアブラムシなどが蕾につきます。殺菌剤はポリオキシンAL水溶剤やトップジンM水和剤など、殺虫剤はオルトラン水和剤やスタークル(アルバリン)顆粒水溶剤などを散布します。

ワンポイントアドバイス

●ボタンの植えつけはなぜ9月ですか?

ボタンは接ぎ木で生産されます。その台木はシャクヤクの根に接がれています。そのために、ボタンの植えつけもシャクヤクと同じ時期になります。

営農部 土師 利和
広報誌「なごみ」2014年9月号掲載


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