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2014.07.15 更新

園芸夏から秋にかけてよく発生する害虫


本年の今までの気候は晴天が続き、少雨傾向ですが、気温は少し平年を下回る傾向で推移してきました。梅雨入りは平年よりやや早い6月4日でしたが、雨が少なく6月の雨量は平年の33%と空梅雨になっています。

6月25日に気象庁が発表した7月から9月までの3ヵ月予報ではエルニーニョ現象の影響で北日本を中心に冷夏の予報がくつがえり、気温は平年並み、西日本では8月は平年より暑くなることが見込まれています。

夏が晴天で高温、乾燥が続くと色々な虫が活発に活動をします。この結果これらの虫の成虫や幼虫が秋まき野菜などに多くの被害をもたらします。そのなかの一部の害虫を紹介します。

代表的な害虫としては、チョウ目のハスモンヨトウヨトウガアオムシコナガネキリムシハイマダラノメイガなどが有名です。

特にハイマダラノメイガはシンクイムシとも呼ばれ、ダイコン、ハクサイなどのアブラナ科野菜の幼植物の芯部に寄生し、生長点付近の芯葉を綴り合わせて食害し、芯止まりを起こします。早期発見、早期防除が大切です。本葉1〜3枚頃に葉が十分開かない株は、この虫が寄生していることが多いので注意して下さい。

最近、問題になってきた害虫としてはハクサイダニがいます。このダニはハクサイ、ダイコン、カブなどのアブラナ科野菜のほか、レタス、ホウレンソウ、ネギ、ニンジンなどにも加害します。雌成虫は体長約1mm内外の大型で、胴体部は黒色、暗赤紫色の4対の足があります。10月から3月にかけての低温期に活動するダニで、暖冬年は発生が多く、被害も大きくなります。葉の表裏とも加害し、加害部は葉緑素がなくなり、灰色から銀色となります。幼苗期では芯葉の加害により株が委縮し、さらに加害が続くと株が枯死します。このダニは芯葉の中心部に多くいるので生育不良株があれば、抜いて白い紙の上で叩いてみるとよくわかります。現在登録のある農薬はありませんが、アファーム乳剤、コテツフロアブルなどは、他の害虫を対象とした登録のある品目では有効です。

以前被害が多く問題となった害虫で、最近、地域によってはよく見られるものに、ダイコンサルハムシヤサイゾウムシがいます。

ダイコンサルハムシの成・幼虫はダイコン、カブ、ハクサイなどアブラナ科野菜の葉や茎を好んで食害し、発生の多いときには葉脈だけ残し、網目状にほとんど食い尽くします。成虫は楕円形で背面は丸く、体長約4mm、全体が光沢のある黒藍色で翅(はね)はありますが飛ぶことはできなく、もっぱら地表を歩いて移動します。幼虫は体長約7mm、全身が暗黒色で短い毛が生えています。成虫は春から夏にかけては石垣の隙間などに潜んでおり、気温が20℃前後に下がった晩夏から活動を始めます。なお、同じくアブラナ科野菜を食べるカブラハバチの幼虫も黒紫色をしています。

ヤサイゾウムシは成虫と幼虫がともに葉や軟らかい茎を食害します。加害植物の範囲が広く約100種類にも及びます。成虫は体長約9mm、全体が暗灰褐色をしています。幼虫は足がなく、体長約14mmに成長し、体色は食害する作物により黄白色、黄緑色、緑色などになります。この虫は秋から春にかけて活発に活動し、幼虫による被害が大きいです。幼虫は茎葉の中に入り食害し、葉面に1〜2mmの円形の穴を開けます。成虫も葉や芯葉を食害しますが、比較的実害は少ないです。

圃場周辺の雑草などに生息している虫の中でコオロギ類が夜間、周辺の生息場所から野菜畑や苗床に集まり、ハクサイ、ダイコン、ホウレンソウなどの発芽直後の幼苗を根際から食いきります。特に、播種後乾燥防止のための敷わらがあると被害を受けやすくなります。またオンブバッタが葉を食べて被害をもたらすことがあります。

この他にも、アブラナ科野菜の幼葉に1mm内外の穴を開けるキスジノミハムシコガネムシ類アザミウマ類アブラムシ類等も大きな被害をもたらすことがありますので注意して下さい。

なお、防除のために農薬を使用する場合には、作物に登録があることを確認の上、安全使用基準を守って散布をして下さい。

営農部 橋本 忠幸
広報誌「なごみ」2014年7月号掲載


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