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2014.02.15 更新

水稲25年産水稲の状況


昨年の稲作期間は、初期天候の不安定で分げつは緩慢、幼穂形成期はやや遅かったのですが、その後の高温多照により出穂期は平年並みでした。成熟期は9月上中旬の高温、下旬以降多照で平年よりやや早かったですが、一部の品種では倒伏により収穫作業が遅れたり、コブノメイガ、穂いもち、トビイロウンカ等の影響により品質、収量に大きな影響を与えています。

その結果、作況指数は、全国(539kg/10a)107に対し、岡山県(512kg/10a)97うち県中北部(511kg/10a)100、県南部(513kg/10a)96でした。等級は一等73.6%でしたが、品種間、地域間格差が見られます。

◆病害虫状況

早生種=セジロウンカの発生が大、黄化や褐変穂の発生が見られ、一部でカメムシによる斑点米が散見されています。

中生・晩生種=コブノメイガ、穂いもち、トビイロウンカ等の影響が大きく、登熟不足、屑米量大など収量への影響を及ぼしています。

病害虫防除の対策
  • 期間防除を中心に、病害虫の発生状況を見ながら適期防除しましょう。
  • いもち病、籾枯細菌病、褐変籾対策として、比重選、種子消毒、箱処理剤(適性薬剤の選択)での予防などの徹底管理を行いましょう。
  • 紋枯れ病、イネアオムシ、コブノメイガ、夏ウンカ(セジロウンカ)、秋ウンカ(トビイロウンカ)、カメムシなど、発生状況に注意を傾け、防除に努めましょう。

特にウンカ類についてはあぜ道からだけではなく、田に入り株元を観察、虫見板などで数を把握した上で防除の判断をし、株元まで丁寧に行いましょう。

〈防除の目安〉
トビイロウンカ

収穫1ヶ月以上前に10頭以上みれば防除、また、中生・晩生では8月中〜9月上旬にも短翅型成虫25〜33頭/100株だと坪枯れにつながります。

セジロウンカ

7月下旬〜8月中旬 10頭/1株で防除が必要です。

◆ウンカ類の生態等について

水稲に関与するウンカはセジロウンカ、トビイロウンカ、ヒメトビウンカが知られています。昨年最も大きな影響のあった秋ウンカ(トビイロウンカ)、一部に黄変をもたらした夏ウンカ(セジロウンカ)は、特に水稲への影響が強く、大発生するとひどい減収へとつながります。どの種類も非常に小さな害虫で見分けはつきにくいです。

○トビイロウンカ(秋ウンカ)
短翅型成虫(雌)/長翅型成虫

梅雨前線に伴う南西風にのって海外から運ばれる長翅型が発生の始まりです。成虫の飛来時期はセジロウンカと同時に出現します。飛来成虫が水田に定着後、第1回成虫は7月下旬〜8月中旬、第2回成虫は8月下旬〜9月中旬、第3回成虫は9月上旬〜収穫期に発生します。

第1回成虫の短翅型雌により増殖を繰り返します。短翅型成虫は移動性が弱く、また成・幼虫は集合性が強いので、定着後は同じ場所で世代を繰り返し、加害範囲を同心円的に拡大します。このため、坪枯れが生じてきます。体長は約4〜5mmです。

○セジロウンカ(夏ウンカ)
長翅型成虫

トビイロウンカ同様、海外から運ばれる成虫が発生源です。南西風にのって波状的に飛来・水田に定着、7月中旬頃から密度が高くなり、8月中・下旬に最高密度に達するため「夏ウンカ」と呼ばれています。増殖率は25倍程度とされており、トビイロウンカの1,000〜1,500倍に比べ、著しく低い。8月末頃には長翅型成虫が出現して、水田外に移動します。

被害は、水田全面にわたって下葉の枯れ上がりや生育の不揃い、すす、株元に細い糸が張られるなどが見られます。坪枯れは起こしません。全面が黄変するまで気がつかないこともあり、放置すると収量に影響を与えることになります。体長は約4〜4.5mmです。

○ヒメトビウンカ

本田初期に麦畑や雑草地から侵入し、北海道当たりまで分布する温帯型のウンカで休眠幼虫で冬を過ごします。ウィルスを媒介、縞葉枯病をもたらします。体長は約3.5mmです。

営農部 本田 隆志
広報誌「なごみ」2014年本田 隆志2月号掲載


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