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2013.12.13 更新

水稲25年産水稲の作柄と次年度の対策


1.気象の特徴

25年の稲作期間の気象は次のような特徴がありました。

  1. 5月〜6月前半は少雨、乾燥でした。
  2. 梅雨期間は5月27日(平年より11日早い)〜7月7日(平年より13日早い)。この間は6月下旬をのぞいて高温で推移し、後半は断続的な大雨でした。
  3. 梅雨明け後は8月中旬まで、高温、多日照となりました。
  4. 8月下旬から9月前半にかけては断続的な降雨と低温が続き、その後は高温傾向となりました。10月には台風の影響により断続的な降雨がありました。

2.水稲の生育概況(中晩生品種)

  1. 移植後は、6月下旬の低温、日照不足のため分げつが緩慢でした。
  2. 乾田直播では播種後の少雨で苗立ち、分げつが遅れました。
  3. 7月からは生育が回復し、茎数はやや多くなりました。葉色はやや濃く経過し、平年に比べて草丈はやや長くなりました。
  4. 出穂期は、ヒノヒカリで8月25〜27日頃で平年並み、朝日、アケボノで9月1日〜5日頃で平年並からやや遅くなりました。
  5. 病害虫は、7月下旬から葉いもち、コブノメイガ、イネツトムシの発生が見られました。また、紋枯病、穂いもちの発生も目立ちました。9月下旬以降トビイロウンカ(秋ウンカ)による、坪枯れ被害が中晩生品種に多発しました。
  6. 成熟期は、中生品種では平年並みでしたが、晩生品種では断続的な降雨や倒伏の発生で刈り遅れが見られました。
  7. 品質は概ね良好でしたが、トビイロウンカの被害により収量の低下がみられました。

収量はやや不良(農政局公表10月15日現在の県南部作況指数96)となりました。

3.次年度に向けて

  1. 病害虫防除を見直しましょう

    長期残効の苗箱粒剤の使用に伴い本田防除がおろそかになっていませんか。

    トビイロウンカの被害を減らしている例として出穂前に粒剤を施用し効果を上げた事例があります。一方、粉剤・液剤を散布しても被害を充分抑えることができなかった事例もあります。トビイロウンカはイネの株元に多く、多湿を好みます。繁茂したイネは株元までに農薬が届きにくく多湿なためトビイロウンカの多発条件となります。しっかり株元まで届くよう散布しましょう。なお被害田は翌年の発生源にはなりません。稲わらは焼却せずにすき込みましょう。

    穂いもちは、葉いもちが発生源です。発生の多い年は出穂前と穂揃い期の2回防除しましょう。

  2. 高温時の水管理の徹底

    分げつ期〜幼穂形成期にかけての高温で根の活力が低下し、肥料の遅効きや稈が軟弱化しました。また過剰分げつも倒伏の発生要因にもなりました。

    用水が豊富な地域では、かけ流しや夜間かん水等を行い、地温を下げましょう。この期間は常時湛水をせず、間断かんがいを行い根の活力維持に努めましょう。

  3. ヒノヒカリの遅植えを行いましょう。

    平成22年に高温でヒノヒカリの品質が低下しました。今後も高温年になる恐れがあります。ヒノヒカリの高温登熟障害の対策として6月15日以降(目標6月20日頃)の遅植えを行いましょう。

また高温年では基肥一発型肥料の肥切れに注意しましょう。稲の生育状況(葉色等)に応じて追肥(穂肥)を行いましょう。

図 平成25年稲作期間の気象(アメダス地点:倉敷)

倉敷農業普及指導センター
広報誌「なごみ」2013年12月号掲載


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