JA岡山西

好奇心がエネルギーあなたと私のJA岡山西




営農事業

営農情報

2013.12.13 更新

園芸連作障害について


1.野菜の連作障害とは

  • 同じ品目や同じ科の野菜を、同じ所で毎年続けて栽培する(連作)と生育が悪くなり、栽培しにくくなります。このような状況を「連作障害」といいます。
  • 連作障害の原因としては、土壌病害虫(土壌病原菌とセンチュウ)の発生と土壌中の肥料成分や微生物のバランスの崩れが、主な原因です。
  • 連作障害が進むと、収穫量の減少や品質の低下、生育不良で全滅することもあります。

とくにナス科やウリ科、マメ科、アブラナ科の野菜は連作障害を起こしやすいので、注意が必要です。(表1)

表1 連作障害で発生しやすい主な病害虫

科名 種類 連作障害
ナス科 トマト 青枯病、半身萎凋病、センチュウ
なす 青枯病、半身萎凋病、センチュウ
ピーマン 立枯れ性疫病、ネコブセンチュウ
ウリ科 きゅうり つる割病、センチュウ類
すいか つる割病、センチュウ類
メロン つる割病、センチュウ類
マメ科 えんどう 立枯病
アブラナ科 はくさい 根こぶ病
ダイコン 萎黄病
キャベツ 根こぶ病、萎黄病
ブロッコリー 根こぶ病

2.連作障害を防ぐには

(1)同じ場所で同じ品目同じ科の野菜の連作を避け、輪作を行う。
  • 表1のように、連作の主な原因は土壌病害虫ですが、そのほかに根からの生育阻害物質の分泌などが原因しているエンドウ、サトイモ等も連作障害が発生しやすいです。
  • 連作しても障害の出にくい野菜

    カボチャ、タマネギ、ネギ、サツマイモ、オクラ、スイートコーンなど比較的連作の障害の出にくい野菜の特性をうまく活用して輪作したり、混作するとよいでしょう。

  • 輪作に当って連作障害の出やすい野菜ほど休栽年限の長さを長くします。(表2)

表2 野菜の休栽年限の目安

休栽年限 主な野菜
連作しても比較的影響の
少ないもの
カボチャ、タマネギ、ネギ、サツマイモ、オクラ、スイートコーン、ニンニク、ラッキョウ、フキ
1年くらい休むとよいもの レタス、ダイコン、カブ、ニンジン、ホウレンソウ、コマツナ、シュンギク、つけな類
2年くらい休むとよいもの ジャガイモ、キュウリ、シロウリ、イチゴ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ショウガ、(根深ネギ)
3~4年くらい休むとよいもの インゲン、ソラマメ、エダマメ、サトイモ、トマト、ナス、ピーマン、メロン、シロウリ、ゴボウ、クワイ
4~5年休むとよいもの スイカ、エンドウ
(2)良質な堆肥や有機物を施用し地力の増強と土壌中の微生物バランスの改善を図りましょう。
有機物の効果
  1. 団粒化を促す─土の隙間が多くなり通気性や排水性がよくなります。
  2. 土壌微生物の働きを活性化させます。
  3. 肥あたりを防ぐ─腐植の多い土は、肥料をやりすぎても肥あたりを和らげる働きがあり、また有機物から出る腐植酸や有機酸といったものが、野菜の生育を良くします。
(3)適正施肥と土壌酸度の矯正
  • 多肥による濃度障害、かたよった施肥による肥料のバランスの不均衡にならないよう注意するとともに、作物の生育に適したpHで作物を栽培することが大切です。(表3)
  • pHとは土の酸性度を表わす指標のことで、酸性が強いと根を傷めたり、根が燐酸を吸収できなくなります。一般的にはpH6.0〜6.5程度が理想的な土壌です。

表3 作物の生育に好適なpH

好適pH 作物名
6.5~7.0 ホウレンソウ、タマネギ、ゴボウ、アスパラガス
6.0~6.5 キュウリ、ピーマン、ナス、トマト、メロン、カボチャ、オクラ、インゲン、ソラマメ、エダマメ、エンドウ、カリフラワー、ブロッコリー、ハクサイ、キャベツ、ネギ、ニラ、シュンギク、セロリー、レタス
5.5~6.5 サツマイモ、サトイモ、コマツナ、サラダナ、ダイコン、コカブ、スイートコーン、イチゴ、スイカ、パセリ
5.5~6.0 バレイショ、ショウガ、ニンニク、ラッキョウ
(4)湛水可能な圃場では1〜2年間、水田に戻し、その後に再び野菜を作付ける

湛水不可能な圃場では天地返しや緑肥作物及びクリーニングクロップ(植物の力で土壌を清浄にすること)を栽培し地力の増強、塩類濃度障害の防止、土壌病害虫の軽減に努めます。

(5)接木苗や、抵抗性品種を導入する

営農部 高見 俊一
広報誌「なごみ」2013年12月号掲載


このページのトップへ

 

HOMEトピックスお知らせ・新着情報イベント・相談会地域の話題事業案内特産品直売所店舗案内レシピ広報誌女性部
JA岡山西について個人情報保護方針情報セキュリティ基本方針金融商品の勧誘方針お問い合わせサイトマップ関連リンク

Copyright (C) 2017 JA-Okayama-Nishi,Allrights Reserved.