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2013.10.15 更新

園芸種子の保存と発芽向上のポイント


今年もたくさんの野菜などを栽培されてきたことと思います。本年の種まきもエンドウ、ソラマメ等を残すだけとなりました。

皆さんは購入した種子はすべて使われましたか。納屋の中などに残っていませんか。もし残っていたならば、大切に保存をすれば来年もまた使用することができます。そこで種の保存方法などについて説明しますので参考にしてください。

1.種子の寿命

種子の大きさは作物によって異なり、また同じ作物でも品種によって違います。一般的には豆類は大きく、シソ、セルリーなどは小さい種です。

種子は採種後休眠するものもありますが、一般的には種子の発芽能力は、採種後、日数が経過するにつれ低下してきます。種子の寿命は作物の種類によって異なりますが、寿命の長さは貯蔵する場所の温度と湿度の影響を受けます。温度・湿度ともに低いほど寿命は延びます。

表 野菜種子の寿命

寿命 野菜の種類
1~2年 ねぎ、たまねぎ、にんじん、みつば、落花生
2~3年 キャベツ、レタス、とうがらし、えんどう、いんげん、そらめま、えだまめ、ごぼう、ほうれんそう
3~4年 だいこん、かぶ、はくさい、つけな類、きゅうり、かぼちゃ
4~6年 なす、トマト、すいか

(注)保存方法によって寿命が短くなったり、発芽勢が悪くなることがあります。

2.種子の保存

発芽能力を長期間維持するためには、低温・低湿で貯蔵することが大切です。この場合、瓶や缶などで密閉できる容器に十分乾かした種子と乾燥剤を入れてビニールテープで密閉し、冷蔵庫の野菜室(5〜10℃)に入れて保存します。

使い残した種を翌年使用する場合は、種を紙の上に広げて1〜2時間、日に当てて乾かしたのち、種袋などの防湿性の袋に乾燥剤とともに入れ、口をセロハンテープで密閉します。さらに密閉容器や缶などに再度乾燥剤を入れ、冷蔵庫で保管をします。

3.発芽試験

正式な発芽試験方法は作物の種類ごとに決まっていますが、長く保存をしていた場合や自家採取したものは、その種が十分発芽するかどうか気になります。その場合、発芽するかどうかを簡単に判別する方法があります。種を播種する前に次のようにして発芽状況を確認します。作物によりますがその結果が50%以下ならば新しい種を購入する方が良いでしょう。

図1 発芽試験

4.スムーズな発芽を促すためのポイント

作物の種類や種子の条件等によって、発芽率、発芽日数が異なりますが、発芽能力のある種子は、温度、水分、酸素に加えて光の条件が整えば発芽します。

種子をまくと、まず一番に水分を吸収して、種がふくらみ、発芽準備期にはいります。この時に温度、酸素、光の影響を受けて、成長に必要な呼吸系、酵素系等の代謝が活発になり、幼根が伸び、続いて芽が地上に現れます。これを発芽といいます。

(1)種子の発芽ポイント

自家採取した種、また、使用後自宅で長期間保管していた種を使用する場合は、発芽試験をし、発芽状況を確認します。

(2)土壌

一斉に発芽させるためには土壌(水分、土の状態等)を均一にします。

(3)水分

播種床の水分は適当ですか。発芽するまでは土壌水分を適度に保ちます。このため、わら、クンタン、不織布等で覆いをし、土壌の乾燥を抑えます。芽出しをした種は特に乾燥に弱いので注意をします。

(4)温度

春は低温、夏は高温に注意します。直まきの場合、気温が低いときには不織布のべた掛けなどで保温します。また気温の高いときは、寒冷紗や芽出しシート等で被覆し地温の低下を図ります。

(5)酸素

水のやり過ぎに注意します。雨の多い時期は排水を良くするために高畝にして播種します。また、大雨のおそれがあるときは、種を播かないようにします。

(6)光

覆土は種の厚さの2〜3倍が目安です。種子の小さい作物は、好光性のものが多いため小さい種子は特に覆土には注意します。なお、覆土が厚すぎると発芽が遅れたり、発芽しなかったりすることがあります。

営農部 橋本 忠幸
広報誌「なごみ」2013年10月号掲載


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