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2013.09.13 更新

水稲登熟期の管理と収穫・乾燥・調整


本年は、高温傾向で推移しています。高温小雨の影響で害虫の増加が懸念され、カメムシ類については注意報が出されています。トビイロウンカについても広島・山口県で注意報が発令されていますので、注意が必要です。

また、梅雨の一時期の曇雨天により葉イモチが広い範囲で確認されています。この高温に対し、8月中旬にヒノヒカリ高温障害対策についてのチラシが組合員さんに配布されていますので、今一度目を通しておきましょう。

《今後の主な管理》

◎登熟期間の水管理

根の活力を出来るだけ維持し、健全な状態で育成していくことがポイントです。

そのため、長期間の湛水は行わず田面の露出を多くする間断灌漑を行います。また、掛け流しにより根域の温度を低く保つ事も有力な方法といえるでしょう。

収穫前の落水が早い早期落水は千粒重の低下、未熟粒、屑米、胴割れ米、乳白米、茶米などの品質の低下を助長します。

落水は出水後30日を目安に出来るだけ遅らせ、品質の向上に努めましょう。

◎収穫適期の判定

収穫適期の見極めは品質・収量・食味の全てに重要なポイントです。収穫適期の判断は品種ごとの出穂後日数、積算気温、籾の黄化率(または青味籾率)、水分等で判断するといいでしょう。

  • 早刈り → 収量低下、充実不良、青米、未熟粒の発生
  • 遅刈り → 立毛胴割粒の発生、着色米の発生

〈青味籾率〉

2、3の穂を抜き取り、籾を手でこぎ落とし、不稔籾を除いて少しでも青みが残っている籾の割合が青味籾率です。

〈積算気温〉

出穂後の平均気温を積算していくことにより得ます。

《収穫・乾燥・調整》

◎収穫時の籾の取り扱い

収穫された籾は水分(収穫適期の籾水分=25%前後)も高く、長時間放置しておくと、急激な品質低下や「変質米」を生じる原因となります。特に早刈りした籾は高水分のため短時間でも放置していると「発酵米」になりやすいので要注意です。

収穫作業は天候等に左右され、作業に余裕がなくなる事態に陥りがちです。収穫後速やかに乾燥作業を行うことが出来るように、計画的に刈り取りましょう。

◎乾燥時のポイント

=乾燥はゆっくりと=

生籾は1粒ごとに水分のばらつきが大きいので、高温で急激な乾燥は避けます。乾燥率は0.7〜0.8%/時間程度にしましょう。

  • 仕上げ水分は14.5〜15%を目標に
    水分含量を低下させることは貯蔵性から大切なことです。過乾燥は胴割米、品質・食味の低下につながります。
  • 選別はしっかりとコシヒカリなどの早生系品種は1.8mm以上、アケボノなどの晩生系は1.85mm以上の網目で行いましょう。

粒の大きい米を選別することで良質味米に、また、病気米、異物等を除いて高品質に仕上げます。

*豆知識*

品質に及ぼす要因として斑点米(黒点米)があります。原因害虫は主としてカメムシ類、イネシンガレセンチュウ、イネゾウムシなどが関与しています。

中でも「カメムシ」はよく知られている害虫の一つです。

現在、作物に関与するカメムシは64種以上が知られています。その中で斑点米カメムシといわれるのは、アオカメムシ、アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ、クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、クロカメムシ、トゲシラホシカメムシ、コバネヒョウタンナガカメムシ、イネカメムシなどがあげられ、大きさも5mm位の小さいものから17mmの大きさのものまでいます。

種類によって異なりますが加害時期も出穂期から収穫期までと油断の出来ない存在です。

代表的なものをいくつか掲載しておきます。

カメムシの特徴

営農部 本田 隆志
広報誌「なごみ」2013年9月号掲載


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