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2013.07.16 更新

水稲8月の栽培管理


《大事な穂肥時の水管理》

7月下旬より稲は穂作りの重要な時期に入ります。水管理は重要な管理となってきます。

穂肥施用2〜3日前には入水し、施用後は3日間程湛水状態を保ち肥料の吸収を促します。

《水稲に対する猛暑対策》

  1. 稲の過繁茂防止に努める。
  2. よりこまめな間断潅漑(三日湛水4日落水)で根の機能活力維持を図る。
  3. 呼吸作用の増加を抑制するため、冷たい水との入れ替えなど地温、気温の低下に努め、特に日中の気温が35℃、夜温が25℃を超えるような日が続く場合は、かけ流し潅水が有効です。(出穂後5〜15日が最も高温障害に対する感受性が高くなります)

《病害虫防除》

出穂前後に病害虫の被害を受けると、米の品質・収量に大きく影響するため、出穂前後の病害虫防除は非常に重要で、散布適期は、穂ばらみ期(出穂直前処理が最も有効)と穂ぞろい期の2回です。使用薬剤については、栽培暦を参照してください。

紋枯病、穂いもち、カメムシ、穂枯れ等の対策を十分に行い、実りの良い穂に仕上げましょう。

さらにツトムシ、フタオビコヤガ(イネアオムシ)、コブノメイガやウンカ類が多発した場合には状況に応じた防除が必要になってきます。

防除が手遅れとならないよう病害虫発生には常に気を配りましょう。

また、カメムシの被害(斑点米)を防ぐには、栽培品種の生育に合わせた地域一斉(田んぼだけでなく周囲の雑草地)の草刈りで発生源を減らすことが有効とされています。出穂10日前までに終えましょう。(出穂期以降の草刈りは逆効果となります)

《倒伏軽減剤の散布》

朝日・アケボノ等倒伏が予想される時、ロミカ粒剤を散布すると、倒伏が軽減できます。出穂10〜25日前が使用時期です。

《害虫の特徴》

水稲作で一部地域で「ちょうり」と呼び問題としている「イネツトムシ」「フタオビコヤガ(イネアオムシ)」「コブノメイガ」の特徴を紹介します。

○イネツトムシ(イチモンジセセリ)

普通は1年に3回発生するが、4回発生することもある。

冬は幼虫で稲科の雑草で過ごす。春、5月中・下旬にサナギになり、第1回成虫は6月に出てくる。この幼虫から成虫になり産卵が7月末〜8月はじめ頃、80粒/1匹の卵を産み、4〜5日で孵化してくる。

この幼虫が出穂間近の稲の葉をツト状に綴り、夜徘徊して食害する。

○フタオビコヤガ(イネアオムシ)

愛知県から以西では5〜6回/年発生する。サナギからかえった第1回の成虫は4月下旬から5月下旬頃に現れて稲科の植物に産卵(300〜400粒/1匹)する。6日くらいで孵化し、葉を食害しながら約20日間、老熟すると折り曲げた葉の中でサナギになる。

○コブノメイガ

年3〜4回発生する。

第1回は6月発生、7月、8月と発生する。

成虫の寿命は約1週間で、その間に産卵する。生みつけられてから5日くらいで孵化してくる。幼虫期間は20日間くらいである。

1カ所でかなり喰うと、次々と新しい葉に移って食害する。被害の葉は皮だけとなるので白い筋のようになるのが分かる。

出穂前の止め葉に至る被害が大きいと収量への影響が懸念される。

窒素過多や晩生のイネや遅できのイネに多くつく。

※防除の時期は成虫最盛期から1週間〜10日頃(産卵から孵化まで4〜6日ほどかかっています。孵化して間もない幼虫の防除が効果的)

表 主なチョウ目の成育消長

営農部 本田 隆志
広報誌「なごみ」2013年7月号掲載


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