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2013.04.15 更新

果樹4月~5月にかけてブドウの病虫害防除対策


ここ近年、トンネル栽培のニューピオーネが着色の遅れからの晩腐病と、ブドウ全体に成木で、樹齢の経過によるカイガラムシ類の被害について多くの問い合わせが寄せられます。その対策として、4~5月にかけての様々な病害虫防除、JA等へ出荷する為の、安全安心で基準に沿った防除について述べますので参考にして下さい。

晩腐病

晩腐病の多かった園では、発芽前の薬剤散布を2回行いましょう。第1回は3月下旬~4月上旬にベンレートT水和剤20 200倍液を単用散布とし、4月中~下旬(発芽前)にベフラン液剤25 250倍と石灰硫黄合剤7倍液の混用散布とします。薬剤を調整する場合は必ず、(1)展着剤 (2)ベフラン液剤25 (3)石灰硫黄合剤の順に溶いて下さい。昨年まではベンレートT水和剤20と石灰硫黄合剤の混用が、基準になっている地域もありましたが、石灰硫黄合剤と混用することにより、ベンレートT水和剤20の成分のチウラムの効果が不安定となる為に、石灰硫黄合剤と混用の場合には、必ずベフラン液剤25を使用してください。

また耕種的防除方法としては、袋掛けを早くすることにより被害の軽減に役立ちます。

褐斑病

昨年、薬剤散布を定期的に実施しても、発生した園では、発芽前防除剤のベンレートT20水和剤に変えて、薬剤耐性菌が出にくいベフラン液剤25を用いると良いでしょう。

発芽前散布のみでは効果が不十分なので、5月以降の生育期にはオンリーワンフロアブルなどを散布することにより効果が上がります。

べと病

早いところでは雨が続くと5月中下旬から発生が見られますが、病原菌は葉裏から侵入するので、薬液(ペンコゼブフロアブル・フェスティバルM水和剤)が葉裏に十分かかるように散布して下さい。

べと病防除剤で、ペンコゼブフロアブル・リドミルゴールドMZ水和剤・ジマンダイセン水和剤など、マンゼブを成分としている薬剤は使用回数が2回で、開花後の散布は1回ですので気をつけて下さい。発生してからの防除だけでは、不十分です。発病前の予防散布で効果を上げて下さい。

灰色かび病

ピオーネでは開花前後に雨が多いと発生が多くなるので、開花前後の防除を徹底しましょう。ブドウの生育にあわせて、開花前にゲッター水和剤1500倍液で防除しますが、開花期から開花後にアフェットフロアブル2000倍液で効果を上げましょう。注意点として、ゲッター水和剤とトップジンM水和剤の成分チオファネートメチルは、生育期間中に1回しか散布できません。両方を1回ずつ使用しますと、農薬の使用回数違反となり、出荷できませんので、気をつけて使用してください。

害虫類では、ハダニ類、カイガラムシ類が多発する園が多く見られます。耕種防除として、両害虫は粗皮下で越冬するので、粗皮剥ぎを行って、石灰硫黄合剤を散布しましょう。

カイガラムシ類

ブドウの場合はコナカイガラムシが主体になります。発芽前の石灰硫黄合剤7倍液を散布しますが、樹が古くなると発生が多くなります。発芽後の5月上旬にアプロードフロアブル1000倍液を散布して、中旬にスプラサイド水和剤1500倍液、下旬にスタークル顆粒水溶剤2000倍液で徹底しましょう。

また多発園(樹)では、発芽後くらいにスタークル顆粒水溶剤を水と1対1の割合で混合し、1本の樹当たり20~40gの塗布で効果が高いですから、試すのも一考です。

いずれにしても、病害虫防除においては、安全安心をモットーに、農薬散布の前にラベルを確認して、農薬名と使用倍率、使用月日を記帳して、いつでも栽培管理日誌が提出できる体制を整えて置きましょう。

表 ブドウ防除歴(ニューピオーネ)

図

営農部 河田 義一
広報誌「なごみ」2013年4月号掲載


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