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2013.03.15 更新

園芸サトイモ


●特性

東南アジア原産の1年生草本で、草丈は1.5m以上にも達します。葉身の形や葉柄の色は品種により異なりますが、根は太く伸び、根群は半径1m、深さ1mにも及びます。高温を好み、芽が出る最低温度は15℃、生育適温は25〜30℃です。地温の適温は22〜27℃です。土壌pHの適応範囲は広いですが、連作には弱く、少なくとも3〜4年の輪作が必要です。

サトイモは乾燥に弱い反面、耐湿性は強いので、生長には多肥より灌水の効果が高いです。

品種には子・孫いも主体に食べる石川早生、親・子いもの両方を食べる晩生種の赤芽大吉(別名セレベス)、親・子いも、茎も食べられる八ツ頭、海老芋(別名唐の芋)、その他親いもを食べるたけのこ芋(別名京いも)など多くの品種があります。

表 作型

図

1.圃場の準備

灌水の便が良く、耕土の深い有機物に富んだ土壌の圃場を選びます。冬期の間に耕起を行い、植え付け2週間前までに10m2当たり堆肥20kg、石灰質肥料を全面に施用し、深耕しておきます。

元肥は植え付け1週間前に化成肥料を10m2当たり1kg施用し、十分耕起し、畝幅1.2m程度の畝を作ります。

2.種いもの準備

病害虫の被害や傷がなく、頂芽が健全で丸みがかった子・孫いもで1個60〜70gのものを選び、10m2当たり1.5〜2kg準備します。

3.植え付け

4月中旬頃に株間35〜40cmに植え付け、5〜6cm覆土します。植え付けが浅いと子いもは短円形となり分球が早くなります。また深すぎると分球が遅れ、子いもの数は少ないですが大きくなります。

4.芽かぎ

種いもから2本以上萌芽した場合、親いもが2つとなるため、芽かぎをして1本にします。

5.追肥、土寄せ

追肥は土寄せと平行して行い、10m2当たり1回、化成肥料200gを施用し、最終追肥は7月中旬とします。

土寄せの第1回目は草丈30cmのとき、第2回目は6月中旬頃、第3回目は7月上中旬に行います。なお土寄せは、梅雨明けまでに終わるようにします。梅雨明け後の乾燥期に入っての土寄せは、サトイモの根を切り生育を阻害します。

6.敷わら、灌水

子いもは7月中旬以降8〜9月にかけて急速に肥大するので、この時期は特に土壌が乾燥しないように、敷わらを行い、定期的に灌水を行います。

7.病害虫の防除

病害は生育中にいもが乾いた状態で腐敗する乾腐病や、葉に淡褐色や黒褐色の円形状の病斑ができる汚斑病(発病しても収量には影響がないので防除する必要はありません)など土壌や種いもから伝染するものが主体で、発生してからは防除する方法はありません。

害虫としては高温乾燥が続くと、6月頃からアブラムシ、ハダニが、8月以降からはハスモンヨトウが急激に増加するので初期防除に努めてください。

表 防除

アディオン乳剤 2000倍 収穫7日前 5回以内 ハスモンヨトウ
3000倍 収穫7日前 5回以内 アブラムシ
コテツフロアブル 2000倍 収穫7日前 2回以内 ハスモンヨトウ、ハダニ
トレボン乳剤 1000倍 収穫14日前 3回以内 ハスモンヨトウ

8.収穫、貯蔵

収穫は11月上旬の天候の良い日に地上部を刈り取った後、株ごと掘り起こします。いもは5℃までの低温に耐えます。貯蔵場所は排水良好なところを選び、穴埋め貯蔵を行います。いもは株から切り離さないで、株ごと逆さにして3〜4段重ね、その上をわらで覆い、さらに30cm前後の厚さに盛土をします。盛土の上には古ビニールをかけて雨水が入らないようにしてください。

また簡易方法としては、堀り上げずに地上部を刈り取った上にモミガラを10cm以上かけ、その上にモミガラが飛び散らないように、稲わらやビニールで覆いをし、必要に応じて掘り上げます。

図 盛り土貯蔵法

図

営農部 橋本 忠幸
広報誌「なごみ」2013年3月号掲載


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