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2013.02.15 更新

果樹落葉果樹春先の管理


3月に入ると徐々に気温も上がり、休眠していた果樹もゆっくりと活動をはじめます。

作業しやすい日も増えてくるので、園内を見回り、環境整備と今後の作業の段取りをしていきましょう。

●苗木の定植

厳寒期をしのぐために冬の間仮植えしていた苗木を春植えする時期です。

おおむね2月下旬から3月中旬に定植するつもりで、前もって植え穴の準備を行います。約50cm程度の深さに完熟たい肥、土壌改良剤など投入混和し、高さ約20cm、直径2m程度の盛り土をし、1ヵ月以上改良剤と土をなじませておきましょう。

植え付けの際は、根の傷んだ部分は切り返し、絡まったり交差したりすることがないよう、四方に広げて配置し、適度に潅水しながら覆土して根と土が密着するようにします。

図 定植の方法

図

●低温・晩霜対策

低温の障害は厳寒期よりも樹液の流動期以降に発生することが多いようです。低温に弱い若木やイチジクなどの樹全体にわらなどを巻きつけ、もうしばらくそのままにしておきましょう。また暖冬で推移し発芽が早まった場合、晩霜害を受けやすくなるので注意が必要です。敷きわらなどは地温の上昇を妨げ晩霜を助長するので、早くから行わないようにします。

●潅水

地温の上昇に伴って、根も活動を始めます。

春先の雨が多い年は発芽揃いと初期生育が良いことが知られています。潅水によって、土壌肥料の分解を促し、根の活動を助けましょう。この時期に乾燥しすぎると、発芽のばらつきとその後の生育不良につながるので、週間天気予報などを確認しながら適度に潅水を行ってください。

●園内整備と耕種的防除

ブドウやナシなどの棚線の緩み、傷みを点検し、修繕、補強をしましょう。病害虫の越冬場所となる巻き蔓や誘引紐は丁寧に取り除き、落ち葉と共に焼却処分します。また、粗皮の下にもダニ類・カイガラムシ類が越冬しています。厳寒期を過ぎてから粗皮をはぎ、これも焼却して、害虫の密度を下げましょう。

●発芽前防除

石灰硫黄合剤は病気と越冬害虫の両方を同時に防除できる利点があり、発芽前防除の要となる農薬です。7〜10倍液で落葉果樹のカイガラムシ類、ハダニ類、縮葉病、越冬病害虫に登録があります。ところが近年、1リットル程度の少量規格が入手しにくくなり、代わりとなる農薬をたずねられることがよくあります。

しかし、単純に合剤に置き換わる農薬は残念ながらありません。

対象とする病害虫は限られますが、休眠期に高濃度で使用できる農薬もありますので、登録状況を確認して使用してください。

表 落葉果樹の休眠期防除薬剤の例(石灰硫黄合剤以外)

  農薬名 作物 倍率 対象病害虫 備考
殺虫剤 機械油乳剤95 落葉果樹(ナシ・カキ・リンゴ・モモ) 16-24倍 カイガラムシ・サビダニ・ハダニ類及びその越冬卵 12月散布が望ましい弱った樹には使用しない
トラサイドA乳剤 モモ 200倍 コスカシバ 樹幹及び主枝に十分散布
ブドウ 200倍 ブドウトラカミキリ
ラビキラー乳剤 モモ・ウメ・オウトウ 200倍 コスカシバ
ブドウ 200倍 ブドウトラカミキリ  
スタークル顆粒水溶剤 カキ・ブドウ 2倍液塗布 コナカイガラムシ類 1樹当たり薬量20-40g
殺菌剤 ベフラン液剤25 モモ 250倍 縮葉病  
ブドウ 250倍 黒とう病・晩腐病・褐班病  
ナシ 250倍 黒班病  
キノンドー水和剤40 モモ 500倍 縮葉病  
ネクタリン 700倍    
カスミンボルドー モモ 500倍 縮葉病・せん孔細菌病  
キウイフルーツ 500倍 かいよう病・花腐細菌病  

※使用の際は必ずラベル表示で登録内容と注意事項をご確認ください。

営農部 蔵本 郁美
広報誌「なごみ」2013年2月号掲載


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