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2013.01.15 更新

園芸タマネギ25年産の栽培管理


  • 平成24年産のタマネギは定植後の乾燥と低温(12月8日の雨以降1月まで長期に渡って降雨がなく、厳しい寒さが続いた)等により大幅な生育遅れとなり、その後も不安定な気象条件の中で、べと病、灰色腐敗病等が早くから発生し、収穫物の減少(小玉)や品質の低下が見られました。
  • 1〜2月は1年で最も寒い時期で、地上部の生育は目に見えて進みませんが、根は生育を行っています。適切な肥培管理と雑草防除に努めてください。

1.除草

  • 水田の後作では、イネ科雑草が多く、連作地では広葉雑草の比重が高い。
  • 草種や発生消長に合わせた除草剤を組み合わせ効果的な雑草対策に努めましょう。(表1)

表1 除草剤使用例(10aあたり)

使用時期 薬剤名 薬剤量 散布液量 適用雑草 使用
回数
注意事項
定植活着後
(秋処理)
コンポラルまたは 4~6㎏ 広葉雑草発生圃場 1回 収穫75日前まで
トレファノサイド(乳) 200~300ml 100L イネ科雑草主体圃場 2回 収穫75日前まで
トレファノサイド(粒)2.5 4~5kg
1~2月 *セレクト(乳) 50~75ml 100L イネ科3~5葉期まで 3回 収穫21日前まで
*アクチノール(乳) 100~200ml 100L 広葉雑草 2回 早春期、収穫30日前まで
3月
(春処理)
*セレクト(乳) 50~75ml 100L イネ科3~5葉期まで 3回 収穫21日前まで
*バサグラン(液) 60~120ml 100L 広葉3~4葉期まで 1回 生葉4枚まで、収穫30日前まで

注)*は混用可能

2.かん水

  • 昨年のように冬期に晴天が続けば、温暖な日を見計らって午前中にかん水する。
  • 乾燥年には冬期のかん水が大切な管理であり、抽苔防止のみならず収量も好結果につながります。

3.排水

  • 3月以降、根の酸素要求量が多くなりますので、降雨によって多湿にならないよう、早めにほ場周囲に排水溝を設けておきましょう。

4.追肥

  • 1回目の追肥は、極早生、早生で12月下旬〜1月上旬に、中手、中晩性で1月上中旬に行いましょう。この時期は、目に見えて地上部の生育は進みませんがタマネギの体内では葉の分化・発育が行われ、根は充実しながら発育しています。窒素が不足すると、花芽分化が助長され、抽苔株の増加を招きます。また、初期生育が抑えられて、根張りも悪くなりますので、遅れないように施用すること。乾燥状態では、肥効は現れません。
  • 2回目の追肥は、極早生、早生で2月中旬に、中手、中晩性で2月下旬〜3月上旬に行いましょう。
  • 1回目の追肥は、根張りの促進、抽苔の抑制、2回目の追肥は生育量の確保とタマネギの肥大を図るという、それぞれに目的があります。そのため、適期に追肥を行い本葉の生育量の確保を行ってください。(表2)
  • 最終追肥が遅くなると、窒素肥料が遅くなるまで効いて、軟弱徒長ぎみの成育となり、軟腐病等の病害が発生しやすくなり、さらに球じまりや貯蔵性の低下を招き、腐敗球が増加しますので注意しましょう。

表2 中晩生種追肥の目安(10平方メートルあたり)

1月上旬〜3月上旬までに2回それぞれ高度化成肥料300〜400gを条間に施す

5.病害虫防除

  • 近年は、病害虫の発生時期が早く、被害も増加しています。厳寒期から病害に罹病すると、春先からの球肥大や収穫時の品質に大きく影響を及ぼします。このため、早期(2月頃)から定期的な予防防除を行って品質向上に努めてください。(表3)

表3 タマネギの防除薬剤

病害虫名 農薬名 希釈濃度 使用時期 使用回数
べと病 ランマンフロアブル 2000倍 収穫7日前まで 4回
白色疫病 リドミルゴールドMZ 1000倍 収穫7日前まで 3回
灰色腐敗病 オンリーワンフロアブル 1000倍 収穫前日まで 3回
灰色かび病 ロブラール水和 1000倍 収穫7日前まで 3回
アザミウマ類 アグロスリン乳 2000倍 収穫7日前まで 5回

営農部 高見 俊一
広報誌「なごみ」2013年1月号掲載


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