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2012.12.15 更新

水稲24年産水稲の作柄と次年度の対策


1.気象の特徴

24年の稲作期間の気象は次のような特徴がありました。

  1. 5月〜6月前半は少雨、乾燥でした。
  2. 梅雨期間は6月8日(平年より1日遅い)〜7月17日(平年より4日早い)。期間前半がやや低温で、断続的な大雨があり、日照不足でした。
  3. 梅雨明け後の7月後半からは、一転して多日照で、9月中旬まで高温、8月中旬まで少雨となりました。

2.水稲の生育概況(中晩生品種)

  1. 移植後は、低温、日照不足のため分げつが緩慢で、やや軟弱となる傾向でした。
  2. 乾田直播では播種後の少雨で苗立ち、分げつが遅れました。
  3. 7月後半からは高温、多日照で経過したため、生育が回復し、茎数は平年並み〜やや多くなりました。平年に比べて草丈はやや低く、葉色はやや薄く経過しました。
  4. 出穂期は、ヒノヒカリで8月23〜25日頃でやや早く、朝日、アケボノで9月1日〜5日頃で平年並からやや遅くなりました。
  5. 病害虫は、7月中旬から広域で葉いもちの発生がありました。また、一部で、セジロウンカの多発生、中生品種で紋枯病の止葉葉鞘への進展がみられました。
  6. 成熟期は、登熟期の高温でやや早くなり、中生品種の刈り遅れが目立ちました。
  7. 収量は平年並み(10月15日現在の県南部作況指数101)。品質は、朝日、アケボノは概ね良好でした。ヒノヒカリは大幅な等級の低下はありませんでしたが、登熟期の高温による白未熟粒の発生がみられました。

3.次年度に向けて

  1. ヒノヒカリの遅植えを行いましょう。
    平成22年に高温登熟障害でヒノヒカリの品質が低下し、3等や規格外への等級格下げとなったことは記憶に新しいところです。本年も同年ほどではなかったものの、出穂後の9月中旬まで高夜温が続いたことから、白未熟粒の発生がありました。今後も高温対策が求められます。そのため、6月15日以降(目標6月20日頃)の遅植えを行いましょう。
    晩生品種の朝日、アケボノも早植えすると初期生育が過剰となり、無効分げつ期が長く秋落ち型の生育になりやすいので、ヒノヒカリと同様に遅植えしましょう。
  2. 基肥一発型肥料の肥切れに注意しましょう。
    省力化が図れる肥料ですが、高温、多照の年には肥切れすることがあります。稲の生育状況(葉色等)に応じて追肥(穂肥)を行いましょう。
  3. 成熟期の赤枯れについて
    ヒノヒカリでは成熟期に近くなって上位葉に多数の褐点を生じる赤枯れがみられました。赤枯れがひどいと、白未熟粒の発生も多くなります。土づくりや適正な施肥で肥切れを防ぎ、中干しや間断かんがい等のきめ細かい水管理で根を健全に保つなど、基本技術を励行しましょう。
  4. 品質低下を防ぐために、特に中生品種では落水時期をなるべく遅くすることと、刈り遅れないように気をつけましょう。

図 平成24年稲作期間の気象(アメダス地点:倉敷)

倉敷農業普及指導センター
広報誌「なごみ」2012年12月号掲載


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