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2012.11.15 更新

園芸作物病害虫防除の基本的な考え方


作物を栽培すると収穫までに、葉、茎、果実や根などに、色々な病気の発生や虫による加害、また生理障害が発生します。この場合、早く対策を取らなければ収量等に大きな影響を与えます。

しかし、作物に現れる症状は同じようでも原因となる病気(約6000種)や害虫(約2000種)等が異なることがありますので、よく観察し、図鑑等で確認した上で薬剤散布等の対策を取ることが大切です。もし判断がつかなければJAの営農担当か普及センターへ電話ではなく、面倒でも現物を持参の上、相談してください。

1.農薬による防除

農薬は科学的に合成されたものがほとんどで、これを散布することで病原菌の侵入防止や菌糸の伸長抑制、胞子の形成阻止等をします。また、虫では農薬を直接接触させたり、かかった葉等を食べさせたりすることで殺します。

農薬を散布する上での注意事項は

  1. 多くの病気は多湿時に発生しやすく、害虫は高温・乾燥が続くと多発する傾向があります。殺菌剤は予防のため発生前から、害虫は発生消長を把握し、早期発見に努め、早期防除を行います。なお、農薬を散布するときは薬剤のローテーションを考えながら定期的(10〜15日おき)に葉裏を中心(葉裏7割、葉表3割)に十分散布します。
  2. 灰色カビ病、ダニ類、アザミウマ類等は薬剤抵抗性ができやすいので、同一薬剤(成分)を連用するのではなく、異なる薬剤(成分)とローテーションを組んで行ないます。
  3. 薬剤散布は雨天、曇天は避け、天気がよく風のない時に行ないます。なお散布後気温が30℃以上(高温)になると薬害が発生しやすくなるので注意してください。

2.耕種的防除等

農薬に頼らず、栽培技術等を組み合わせ、総合的な防除で防ぐようにすることが大切です。このためには、

  1. 健全に生育している農作物は病気にかかりにくいので、土づくりに力を入れるとともに、適正施肥に努めましょう(肥料過多・不足も病気を招く原因となります)。なお、コガネムシの幼虫、ネキリムシ等は土壌中の有機物を好むので、定植前に未熟な有機物は施用しないようにします。
  2. 病害虫は、ほ場周辺及びほ場内の雑草や収穫せずに放置している農作物に寄生していることが多く、これが発生源となりますので、放置せず取り除き、常にほ場内及びほ場周辺を清潔にします。また病害虫の発生した茎葉等も早期に取り除き、必ずほ場外に持ち出し、焼却するか土中に埋めます。
  3. 同じ野菜や同じ科に属する野菜を同一ほ場で続けて栽培すると、特有の病害虫が発生したりして、生育が悪くなり収量が落ちます。そこで、複数の科の野菜類を組み合わせ、4〜5年の長期輪作をします。そのためには、作付計画を作り、計画的に栽培してください。
  4. 雨に当たると病気等が発生しやすいので雨よけ施設での栽培や敷わらやマルチを行い、雨滴とともに土が下葉に付着するのを防ぎます。
  5. 農薬の散布回数を減らすために、病気に対し抵抗性のある品種を選んだり、ナス、スイカ等をやむを得ず連作する場合では抵抗性台木へ接木をし栽培を行います。
  6. 密植は病害虫の発生を引き起こしやすいので、適度な栽植密度とし、それぞれの作物にあった整枝を行うとともに古葉等は適時取り除き、風通しをよくします。
  7. 土壌病害が発生した場合は薬剤等で土壌消毒を行うか、ほ場を変えてください。土壌消毒の簡易法としては、夏期の太陽熱を利用した方法がありますが、仕方を誤ったり、また天候不良の時は効果が劣ります。
  8. 春や秋は害虫の飛来が多い時期であるので、害虫がいないことを確認して寒冷紗や不織布等で被覆し、害虫の飛来を防ぎます。また忌避効果のあるシルバーマルチやシルバーテープを利用することによって、アブラムシ類、アザミウマ類などの飛来を防止します。

3.農薬散布に当たっては

  1. ラベル(説明書)をよく読み、農薬の使用基準をきちんと守り、安全に使用しましょう。
  2. 使用した農薬はきちんと記録し、大切に保存をしましょう。
  3. 目的以外の作物に農薬がかからないように、飛散防止に努めましょう。

営農部 橋本 忠幸
広報誌「なごみ」2012年11月号掲載


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