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2012.02.15 更新

園芸ネギの栽培


ネギは体をあたため、疲労を回復する薬用作物として、古くから栽培されてきました。昔は関東では主に白い部分(葉鞘)を食べる根深ネギが、関西では葉の先端部まで食べられる葉ネギが栽培されていました。秋冬の収穫がおもでありましたが、近年はめん類、豆腐等の薬味など用途も多彩になったことから周年栽培されるようになりました。

また、各地には色々な在来種があります。京野菜として有名な葉ネギの「九条ネギ」、群馬県下仁田町を中心に栽培され、短太で軟らかく別名殿様ネギとも呼ばれている「下仁田ネギ」、茨城県などでは葉鞘部が赤く軟らかい「赤ネギ」があります。そのほかにも地中海沿岸原産で明治時代に導入された西洋ネギ「リーキ」などもあります。

1.作型

生育適温は15〜25℃前後の冷涼な気候を好み、暑さは比較的苦手な作物です。

春まき栽培、秋まき栽培がありますが、長さ50cm前後の小(細)ネギで出荷する場合は周年栽培が可能です。

2.ほ場の準備

根の酸素要求度が高いことから、過湿には弱いので、地下水位の低い、排水の良いほ場を選びましょう。植付け1ヶ月前に10m2当たり、堆肥30kg、石灰質肥料2kgを全面に施し、深耕します。基肥として有機入化成を1.5kg施用します。

表1 ネギの作付け

3.育苗

苗床は本ぽ10m2当たり2m2必要で、日当りが良く、排水良好なほ場に床幅70cm、高さ8cmの床を作ります。播種は条間15cmの条まきとし、薄く覆土して、十分潅水をした後、クンタン等で乾燥防止します。3月まきの場合はビニールトンネル等を行い、発芽を促進させます。

発芽後、草丈10cmまでに密生部を間引き、軽く培土をします。

4.作型別栽培のポイント

⑴小(細)ネギの直まき栽培

畦幅1.2mに条間15cmのまき溝を作り、播種します。発芽後は草丈15〜20cm頃までに2〜3回にわけて、密生部を間引きます。最終間引き後、2〜3cm程度の土寄せを行います。夏期ではは種後60日前後、冬期では100日前後で草丈50cm程度になると収穫に入ります。

⑵「九条ネギ」を使った干しネギ栽培
図1 干しネギの調整

仮植した苗を7月末から8月上旬に堀り上げ、2〜3日地干し後、葉を束ねて日陰の風通の良い所で2週間程度干します。8月下旬の定植時に葉を20cm程度に切りつめ、枯れ葉を除いた後定植します。

定植前日に潅水し、土を湿らせた後、親指ほどの太さの苗なら1ヶ所に3本、小指ほどの苗ならば5本植えます。2条植ならば25cmの条間に株間10cmぐらいにし、深さ5cm程度に植えます。

定植直後は潅水をせずに、土の湿りだけで発根をしてくるのを待ち、新根が出始めてから潅水を行います。

新しい葉が伸びてくると除草、土寄せを行い、合わせて10m2当たり化成肥料を200g追肥します。土寄せ、追肥は3回行い、最後の土寄せは防寒をかねてやや多めにします。

⑶根深(白)ネギ・リーキ栽培
①植付けとけずり込み

1m幅で深さ20cmの植溝を作り図2のように5cm間隔で1本ずつ植え付けます。

定植2週間後から2週間おきに、溝が全部埋まるまで土のけずり込みと同時に追肥を行います。

②土寄せ

植付け2ヶ月後から3回程度土寄せと追肥を行います。なお、7月下旬からの高温乾燥期には潅水を行いません。また、土寄せの土が不足するようでしたら、ネギ周辺を波板で囲いをし、その中にモミガラを入れることで土寄せの代わりをすることができます。

③収穫

最終の土寄せから30〜40日経つと葉鞘が軟白するので晴天時に収穫します。

図2 植付け | 図3 けずりこみ | 図4 土寄せ

5.病害虫

病気は黒斑病、さび病、軟腐病など、害虫ではネギアザミウマ、ネギコガなどが発生します。病害虫の発生を認めたら早期に薬剤で防除を行います。

営農部 橋本 忠幸
広報誌「なごみ」2012年2月号掲載


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