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2011.12.15 更新

園芸整枝・剪定の基本(落葉果樹)


落葉果樹の剪定は通常、完全に落葉した冬季、厳寒期を避けて行います。幼木や樹勢の弱い樹などは樹体内の養分が少なく凍害を受けやすいことに注意し、あまり剪定を急がず、健全な成木から順に作業を進めるようにしましょう。

1.樹形と整枝法

枝が真上に伸びやすいもの、開張しやすいものなど樹種によって枝の生長の性質がことなります。本来の性質にあった樹形を目標にします(図1)。

立木仕立て果樹のおもな樹形

2.剪定の種類

*切り返し剪定

先端を強く伸ばして骨格となる枝を育てたり、先端が下垂して弱ってきた枝の勢いを回復させる切り方です。枝葉を元気に伸ばす際に用います。

*間引き剪定

込み合った部分の枝を間引き、風通し、日当たり、作業性などを向上させる切り方です。切り返し剪定に比べて、樹が落ち着き、花芽がつきやすくなります(図2)。

間引きせん定と切り返しせん定

*剪定の手順

樹を観察し、目標とする樹形とのイメージを重ね、主枝・亜主枝の配置を確認します。剪定はまず太い枝の間引きから始め、骨格となる枝の配置を決めた後に側枝、結果枝、結果母枝の①間引き、②切り返し、③先刈りの順に行います。

*枝の勢力バランス

枝の強さ・太さは主枝が一番強く、次いで亜主枝 側枝 結果枝の順に弱くなっていくことが大切です。主枝、亜主枝、側枝は毎年まっすぐに伸びるよう切り返し、分岐することのないように競合する枝は基部から切り取ります(図3)。これらの枝の強弱関係を明確に保つと剪定作業がとても容易になります。

骨格枝の先端のせん定のしかた

《結果習性》

果実の成り方は結果枝型と結果母枝型に分かれます。モモ・ナシ・ウメなど冬場確認できる花芽の位置にそのまま結果するのは結果枝型、春先新枝の伸長と共に花芽を発現するブドウ、カキ、キウイフルーツなどは結果母枝型になります。カキやクリなどは充実した冬枝の先端部分に翌年の花を含んだ芽を持つことが多く、容易に枝先を切り返すと翌年の果実を切り捨ててしまうことになるので要注意です。

《その他の注意点》

よい切り口、悪い切り口

大きな枝を切り落とすと、切り口から病原菌が侵入して枝が枯れ込む危険があります。
太い枝を切る際は、①切り落とす枝の基部を長く残さない、②切り口を平滑にする、③ゆ合(癒合)促進剤を塗布するなどして切り口のゆ合(癒合)を促進しましょう(図4)。

営農部  営農部 蔵本 郁美
広報誌「なごみ」2011年12月号掲載


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