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2011.12.15 更新

水稲23年産水稲の作柄と実証試験の結果


1.23年産水稲(中晩生品種)の作柄について

  1. 移植期は出穂期以降の高温の影響を避けるため、平年並み~一週間程度遅くなりました。6月下旬移植では初期生育はやや遅れましたが、7月中に概ね茎数が確保されました。
  2. 出穂期はヒノヒカリで8月20日~29日頃で平年並み~やや遅く、移植期によるばらつきが見られました。朝日・アケボノは8月30日~9月5日頃で平年並みでした。
  3. ヒノヒカリの穂揃い期、朝日・アケボノの出穂期に台風12号が通過しました。通過後、穂ずれによる変色や登熟が停止したモミが見られました。
  4. 成熟期は平年並み~やや遅くなりました。
    収量は平年並み~やや少なくなりました。品質は概ね平年並みと思われますが、心白粒や青未熟粒の発生による品質低下も見られました。
  5. 収量や品質の主な低下の要因は、台風などによる登熟不良と考えられました。

2.ヒノヒカリ高温対策実証試験の結果について

  1. 遅植実証について
    遅植えにより出穂期を3~6日遅らせることができましたが、昨年より温度が低かったために収量・玄米外観品質において顕著な差はみられませんでした。
  2. 施肥改善実証について
  • 窒素溶出日数の長い基肥一発型肥料の使用
    各種一発型肥料を使用して栽培実証を行いましたが、収量・玄米外観品質において顕著な差はみられませんでした。
  • 基肥一発型肥料+出穂10~15日前の追肥
    通常の基肥一発型肥料に加え、出穂10~15日前に窒素成分1.4㎏/10aの追肥を行いました。収量は顕著な差はみられませんでしたが、玄米外観品質は多少改善効果がみられました。

3.次年度に向けた技術対策について

  1. 引き続き、ヒノヒカリの遅植えをお願いします!
    今後も温暖化傾向のため、早植えによる品質低下の危険が高くなると考えられます。
    引き続き6月15日以降(目標6月20日頃)の遅植えをお願いします。
    また朝日・アケボノの晩生品種も早植えすると、初期生育が過剰となり、無効分げつ期が長く秋落ち型の生育になりやすいので、ヒノヒカリと同様に遅植えをお願いします。
  2. 基肥一発型肥料の肥切れに注意しましょう!(特に幼穂形成期)
    省力化が可能である基肥一発型肥料は広く普及しています。この肥料は肥料成分の溶け出す速さが気温により変動するため、安定した品質収量が望めないケースも考えられます。基肥一発型肥料であっても、稲の生育状況(葉色や草丈等)に応じた追肥(穂肥)を行いましょう。
  3. 基本技術を励行しましょう
  • たい肥等の有機物や土づくり資材を施用し、土づくりを行いましょう。
  • 薄播きや適期播種により、健苗を育成しましょう。
  • 中干し、間断潅漑等のきめ細かい水管理を行いましょう。
  • 基幹防除を中心に適期防除に努めましょう。
カラースケールによる葉色測定(単葉)/現地検討会(倉敷市)/成熟期のヒノヒカリ(倉敷市真備町)

倉敷農業普及指導センター
広報誌「なごみ」2011年12月号掲載


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